子どものウソ。

小学2年生の息子は、バスに乗って学童に行くのだけれど、ICカードはスマホにくっついている。GPS上で、スマホは家に忘れていることは、確認済み。

帰宅してから、
「今日スマホ忘れたの?」と聞いたら、「うん」と。
「ICカードはどうしたの?」と聞いたら、「持って行ったよ。さっき付けた」と。

ふ~ん。…におう。

ICカードの残高を確認するために、私のスマホにかざしたところ、
【”本日の使用履歴なし”という事実発覚!】
私、こういうの許せない。ウソつかれるの、すごい嫌い。でも、怒らない。怒鳴らないって決めた。

目をまっすぐ見て、
「使ってないみたいだけど、今日はどうしたの?」と聞いてみた。
そうしたら、
「見つからなくて、バスの中で探したけどなくて、降りるときに「明日払います」って言って、降ろしてもらった」と。

それが、本当かわからないけど。これは、信じるとして。これは、たいしたもんだなと思った。自分で、正直に状況を話すって大切だよって思うから。

だから、また目をまっすぐに見て。
「じゃあ明日、ちゃんと「昨日の分も引いてください」って言って降りれるね?」と聞いて、ICカード忘れた件については、おしまい。

その直後。
今度は、「歯磨きした?」に「した」という、小さすぎるウソ。

まっすぐ目を見て、「本当にした?」・・・「してない。」と。
また、まっすぐ目を見て

「そういうところだよ」と冷静にだけど、信じてるよと思いを込めて。


届くのだろうか。
届かないのだろうか。

だけど、自立に向けて。

”小さなウソ”が自分を苦しめる。そういう経験もまた、積んでほしい。

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