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ギルモアガールズ

7月にはいってから空き時間に流し見してたギルモアガールズを昨日見終わった。

昔シーズン4くらいまでみてたので、シーズン5から今回はみて、久々に見ながら「あー、こののんびりした、でもリアルな日常感がすごくすきだったな」と思い出した。

ギルモアガールズは、高校生のときに妊娠出産したシングルマザーで、娘を女手ひとつで育てきたローレライと、その娘ローリーがスターズホローという町で生活していく物語。

今回見たのはローリーが大学にはいってから卒業するまでの期間の話で、話の中心にあるのは恋愛とキャリアと、女性にとってのまさしく日常だった。

ローリーは大学生になり、いろんな経験をつんでいく。元カレと不倫したり、お坊ちゃんお金持ち彼氏と付き合ったり別れたり、その影響で犯罪をおかしたり、大学を休学したり、学校新聞の編集長になったり。

高校生までの型にはまった優等生、まじめが取り柄みたいなところから、一歩も十歩も進んで、人間らしく、いろんな失敗もして、より魅力的なひとになっていくのがわかった。

人は失敗もするし、うまくいかないこともときもある。でもそれを豊かな経験にして、すごく強く、素敵な女性になったと最後感じた。

母ローレライは、相変わらずユーモアたっぷりな愉快な性格で、自分でホテルを経営し、パワーいっぱい。

相変わらず親との関係は微妙だが、今まで良好だったローリーとの関係が今回は少し微妙になったり、だいぶ悪くなったりと、親離れ子離れの時期あるあるだなーと思った。

またローレライの恋模様はローリー以上に大揺れで、みんなお似合いだと思ってた食堂のルークと結ばれたと思いきや離れることになったり、ローリーのパパのクリストファーと勢いで結婚したり離婚したり。
ローレライの女性としての弱さの一面も感じられた。

最終的に二人はそれぞれの決断をして、前を向いて生きていく。それまでの失敗も、自分の弱さも全部糧にして。

そして、ラストシーンはスターズホローのゆるいパーティーというのもこのドラマらしいなと思った。

本当に日常に即したドラマだから、時折挟まるローリーたちの機転の利いた会話や、地域のしょうもないイベントがゆるさを加速してなんとなくほっとさせられる。

だから日々ローリーやローレライが抱える問題やつらさなんかも緩和され、あー日常ってこういうことだよなーって思わされる。

日々人は自分のふがいなさやつらい出来事、問題なんかと向き合いながら、それでも1日1日のなかで変わらないものや落ち着く場所、ささいな幸せにほっとしながら、常に生きている。
そんなことに気づかされるドラマだと思う。

なんとなくほっとしたいときに見ると安心できる大好きなドラマ。
続編もみよーっと!

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