荷物はふたつ以上持てない。
たとえそれが紙袋ひとつ、マフラーひとつ、ペットボトルひとつだったとしても、私は頭が悪い上に落ち着きがなくて、注意力が散漫だから、右手、左手、どちらも塞がってしまうような荷物の持ち方が基本的には苦手だ。
その上、リュックサックにスニーカーというスタイルはあまり得意じゃなくて、いつもメイクをしていたい気持ちの延長線の話のように、いくつか視点を上げてくれる高さのある靴を選びがち。
全部譲れない、何かを変えてしまうとしっくりこなくて、逆に何かをなくしてしまいそうだと思ったから、あ