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【シルバークラス対策】ドイツ🇩🇪/オーストリア🇦🇹

ドイツ🇩🇪

世界のブドウ栽培地の中でも北限に位置するドイツ。13の特定栽培地域があります。

◼︎品種

白ワインのイメージが強いですが、1990年代半ばから赤ワイン用ブドウ品種の栽培面積が急速に増え、特にシュペートブルグンダー(ピノノワールのことです🍇覚えてくださいね!)が伸びています。

◼︎ワイン法

ドイツのワイン法の考え方は、「糖度が高ければエライ」という考え方で、糖度の順に等級が決まります。地理的表示のあるワインはプレディカーツヴァインとクヴァリテーツヴァインの2種類があり、プレディカーツヴァインは、ぶどう果汁の糖度によって6種類に格付けされます。最上級は「トロッケンベーレンアウスレーゼ」(干し葡萄状にしぼんだ貴腐ブドウによって造られる)。「アイスヴァイン」(樹上で氷点下7℃以下の寒気で凍結したブドウを、凍結した状態で搾汁し醸造する)も覚えておきましょう!

◼︎ワイン産地

産地は「ラインガウ」と「モーゼル」を覚えましょう。
ライン川北岸の「ラインガウ」はドイツワインの中心地で、カビネット、シュペートレーゼ、貴腐ワイン、格付け畑発祥の地です。銘醸畑がひしめくヨハニスゲルク、高品質な赤ワインで知られるアスマンスハウゼンなどがあります。
「モーゼル」はモーゼル川流域の産地です。白ワイン用品種が栽培面積の90%を占めます!

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ドイツといえばソーセージとザウワークラフト、アプフェルワイン(アップルワイン)と思っていましたがワインの世界も奥深いようです。


なおブロンズクラスでも出てきましたが、ボックスボイテルと呼ばれるボトルの形がユニークで有名な産地は「フランケン」。

新宿のドイツワインバー「リースリング」さんにて。オーナーさんがとても丁寧にワインの解説をしてくださいます。柑橘の香りが強いジルヴァーナー。


グラウブルグンダー(ピノグリ)とリースリング。産地はどちらもファルツ(ラインヘッセンに次ぐ2番目に大きな産地)

オーストリア🇦🇹

降水量が少なく、ドイツに比べ温暖です。そのため厚みのあるワインが造りやすいとされています。

◼︎品種

白ぶどうの主要品種は「グリューナー・ヴェルトリーナー」。なんとオーストリア全体の3分の1を占めます。際立った酸味と白コショウの香りが特徴。

◼︎ワイン産地

ニーダーエスタライヒ州(60%)とブルゲンランド州の2つで全体の約90%を占めます。ブルゲンランド州のノイジードラーゼー(ノイジードル湖)は2001年に世界遺産に登録されました。

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右がオーストリアワイン

オーストリアワインで有名なものの一つに「ホリイゲ」があります。「新酒」を意味するオーストリアの用語で、ワイン生産者兼居酒屋も指すそうです。

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