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アメリカ生まれの寿司、カリフォルニアロールの秘密

突然ですが皆さん、カリフォルニアロールをご存知ですか?

あれはなぜ、すし飯が外側で、海苔が内側になっているのか考えてみたことはありますか?

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(こちらのカリフォルニアロールは、動物性食品を使わない、ヴィーガンタイプです。手作り豆乳マヨネーズ、アボカド、パプリカ、きゅうりを入れて巻きました)

初めてアメリカでカリフォルニアロールを食べたときは、衝撃的でしたね。

あんな巻き方をした巻きずしは見たことがなかったですし、アボガドにマヨネーズ?なんだそりゃ、ですよ。

今では回転ずしでカリフォルニアロールや逆巻きも見かけるので、不思議ではないかもですが、私がアメリカに初めて行ったのは25年前くらいですからね。


ということで、そろそろ本題に入りまーす。

『なぜカリフォルニアロールは、海苔を内側にして巻いているのか?』


前回のnoteでも、外国人は海苔を含む海藻を食べる習慣がないと書きました。

外国人が海苔を苦手な理由としては、

1.黒い色が気味悪い
2.嚙み切れない
3.磯に匂いがする

だそうです。

その気味の悪い黒い海苔が外側にならないように、生魚を食べる習慣のないアメリカ人にも食べやすい具材・味付けで作ったのが、カリフォルニアロールというわけです。

海外でも今は寿司ブームなので、海苔も生魚も大人は食べられる人が増えていると思います。

外国人向けツアーガイドをしていたときは、皆さん寿司を楽しみにしておられましたし、私が外国人だったら、回転ずしは日本に行ったら絶対に行きたい!と思います。

自国で食べるより、安いし新鮮!なんだから、行かなきゃ損でしょ。

私が案内したお客様の中には、回転ずしではなく、高級寿司屋に行かれている方もいましたよ~

旅行ですからね、奮発しちゃいますよね。


そうそう、こんなこともありました。

もう何年も前の話になりますが、外国人親子を呼んでパーティーをしたことがあるんですね。

その時、そういえば、お子さんは海苔が食べられませんでした。

「No, smells like seaweed」と言っていたのを思い出しました。

海藻臭いんですって。

その話を娘にしたら、
「海苔が海藻臭い?そんなに匂う?」と不思議がっていました。

私たち日本人はいつも食べているものなので、海苔の匂いなんて全く気にならないですけどね!


カリフォルニアロールはアメリカ人に受け入れやすいように、試行錯誤を重ねて現地の日本人が作った寿司です。

相手に合わせて新しいものを作っちゃうところが、日本人らしいですね。


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