行ってよかった美術館♪ その1、直島の地中美術館

アートが好きなので、美術館に行くのが好きです。今はあまり行けないですが、日本の有名な美術館はそこを目当てにいくつか行ったことがあるので、そのことを書いていきたいと思います。また、美術館も色んな種類があります。歴史ある西洋の絵画も好きですが、平面だけではない空間全体を使ったモダンアートが好きです。

瀬戸内海にある香川の直島はアートの島として町興しに成功した島です。島には大きな美術館が3つと、屋外にも美術作品が展示してあったり、直島銭湯 「I♥湯」というアートな銭湯もあり、島全体がアートにあふれています。

大きな美術館の1つが、地中美術館です。名前の通り、瀬戸内の美しい景観を損なわないよう建物の大半が地下に建設されています。それなので、外からの外観は土と木、まさに自然体といった感じです。「自然と人間を考える場所」としてつくられたそうなので、美術館そのものもアートだな~と感じます。このあたりのコンセプトと自然との一体感は、直島という立地だからこそです。

見どころ満載なのですが、2つのことを書きたいと思います。1つは美術館自体が日本を代表する建築家、安藤忠雄の建築だということです。コンクリート、鉄、ガラス、木を使用し、デザインを極限まで切りつめて設計されているそうです。美術館内はシンプルで洗練された印象を受けます。非対称的なデザインなのですが、柱などは見当たらず、よくよく考えてみるとどうやってこの形を保っているんだろうと建築技術のすごさを感じます。

2つ目は、クロード・モネの「睡蓮」シリーズ5点が展示されていることです。モネの作品が好きなので1番楽しみにしていました。普通の展示と一味違うのは、自然光のみで鑑賞する点です。天気や季節、時間によって、作品の表情が変わります。部屋のサイズ、デザイン、素材もモネの絵画と空間を一体にするために選定されているそうで、その空間自体がアートになっています。

振り返って書いているとまた行きたくなるくらい、素敵な空間でした。他の美術館のことも書いていこうと思います。

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