親父とビールの泡。
私が、まだ時計が読めなかった頃でした。
ビールというものが、一般家庭にも入り込んだ頃の時代なのかな。
バラック立てのいっぱい飲み屋では、チビにビールの泡を啜らせるなんてことはしなかったようですが。
家飲みで、親父がコップにビールを注ぐと、白い泡が、クリームみたいで、好奇心で、泡だけ舐めさせてもらったようです。
本当に泡だけです。
液体は、チビには毒で、苦くてダメでした。
親父も面白がって、舐めさせてくれました。
「こいつは、酒が強くなる!!」
なんて、冗談を言いつつも。
そういうことをさせるから、ボンクラ頭になって、時計の針の見方が思うように読めなかったかもしれません。
それで、「お前は、蛍光灯か!!」と。
小2まで、読めなかった記憶です。
社会人になってから、お付き合い程度で、嗜む?ビールは、あまり好きでなかったようです。
山岳会に入ってから、下山後のビールが無性にうまかった感じです。
喉が乾いてましたから、・・。
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