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坂口安吾さんとエノケンさん。何かモヤモヤしながら、生きてしまった。

坂口安吾さんのことは、あまり知りません。無頼派、「高橋源一郎のとぶ教室」で、「私は、無頼派なのか?」と、原田マハさんか、山崎マリさんが言っていた。私は、実のところ無頼派とは、何か理解してません。

坂口安吾さんは、エノケンさんのことが大好きだったそうです。

そして、フランス語をマスターし、フランス語訳をされたり・・。


私は、ふと、シャンソンを想像してみた。シャンソンって、人間の生き様が出る歌詞、歌唱と、私は、今も思ってます。


話が飛びまくりますが、「私の青空」がアメリカのジャズから来ていても、エノケンさんが日本語の歌詞をのせて歌えば、悲哀のようなものを感じてしまって、勝手な解釈かもしれませんが、エノケン流シャンソンのように思えてしまうのです。


坂口安吾さんは、東大の病院に入院され、一命を助けられました。当時は、ヒロポン(覚醒剤)、それと眠剤。覚醒と眠で、効くわけがないのに、眠剤を50粒も飲んで、1ヶ月昏睡状態。2ヶ月目で、「私に書かねばならぬ・・・」病院に置き手紙をして、退院してしまったそうだ。

作家の人々は、自殺をする人もいた。未遂をする人もいた。それが原因で亡くなる方も。
坂口安吾さんは、自殺はしなかった。ただ、過剰摂取。

個室よりも、合い部屋がよかったとか。私も入院経験者、色々な人がいるもんだと、個室であろうと、合い部屋であろうと、他の患者さんと話す機会があった。病状を知れば、あとで、「あの時は、ごめんなさい!」と謝ってくる患者さんも。

安吾さんは、そんな触れ合いを経験したかったに違いない。人間の本質を知るために。


エノケンさんは、喜劇王のレジェンド、だけど、私生活は山あり谷あり。坂口安吾さんのお話は、暗いようで明るい。

舞台を見ていると、スポットライトをあてる、暗転。陰陽で、人間像が浮き彫りになる。舞台では、喜劇王であっても、笑いを売って、稼ぐ人は、人の悲哀を知ってこそ、いや、その分だけ、苦労があると、いつも思います。


これは、すごい。坂本九さんも、いる。
昔って、こういう手拍子で、みんなで、歌を歌ったものだ。

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