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オババさんの教え、旧街道として使われていた、竹藪道の掃き掃除。(実家+実家の竹藪の範囲まで)

印は、地籍調査での、黄色の杭のようなもの。それが境界線の目印です。

竹藪道は、おばばさんちの土地区画に入ってませんが、昔の人のお人好しというものでしょうね。

竹藪道の掃き掃除と言っても、竹箒を持って、実家に面している部分と、通り道を枯れ笹を掃き集め、実家の竹垣に向かって、放り込むの繰り返し作業だけです。

春は、竹垣沿いに、竹の子の位置がよければ、スクスクと伸ばして、竹柵の積み留め支柱になります。スクスク伸びた竹の子が、見上げる高さになると、纏っていた皮を、パッパッと、脱ぎ捨てるように、立派な竹皮が散乱してます。

それを拾っては、実家の竹藪に放り投げ入れるのです。

おばばさんも、気分屋ですから、時には、「そんな余計なこと、やらんでもよろしい!!」と言ったり、「お願いがある・・竹藪道を掃いておいて欲しい、枯れ笹は、うちの竹藪に投げ入れるだけだから・・」とまあ、天と地の気分屋であります。

基本的に、親父の名前にちなんで、道を大事にする人と、思い浮かべ、気がついたら、竹箒を持って、掃き掃除をしてます。

本当に、女親って、当てにならない、コロコロ変わりますね。

チョー高齢のせいでもあるし、木の芽時で、鬱っぽくなっていることも原因のようです。

お気楽、姉にそんなこと言っても、聞いてくれませんね。

ドクターにも言われました、「お姉さんには、○○のパン屋さんが美味しいよ、とか、食べ物の話が、一番ですよ」と。

さすが、家族関係に問題ありと、もう熟知されてるようです。

「先生、やっぱり、誰かが、ヒール役になるものですね?」

「そうだなあ・・」「まあ、そういうものですよ、家族って。」


姉は、草刈機で、バンバン竹藪の草、よくわからない土地の草まで、刈ってました。土着民だからこそ、できることです。(公務員勤め上げは、隣組であっても、強いです。)

オババさんにとって、姉と、上の姪っ子は、看板、誇りのようなものなんです。

プラス義兄さん。男性であること。

私は、ゴミのような存在で、だから、ゴミが竹藪道の掃き掃除をしているだけです。

昨日は、近場の「ローズガーデン」に出かけ、薔薇に癒されたそうです。姉が大きな写真を送ってくれました。オババさんのやや引きつった顔、その後ろに上の姪っ子が付き添っているかのような構図でした。


看板だ!!誇りだ!!私は、ゴミだ!!

な〜んて、思いましたけど、素直にいえば、祖母を連れてその公園におばばさんと三人で、行ったときのことをふと思い出しました。おばばさんの顔が引きつっていたのは、姉はシルバーカーを押して歩いてもらうと言ってましたが、もしかして、折り畳みできる、親父の使ってたコンパクトな車椅子だったかもしれないなあ。

祖母の時は、私がまだ独身で、車の運転してたし、あの頃は、バリアフリーは珍しかったが、世の中が変わり、バリアフリー化されたのかもしれません。階段だったところが、スロープになり・・。あの時は、祖母を気遣いすぎて、慌てて、車椅子を借りたのはいいが、途中階段が現れ、仕方なく、祖母には歩いてもらって、車椅子をかつぎあげたような。祖母、気恥ずかしくて、なんとも言えない顔をしてたこと。おばばさんの顔の引きつりは、なんでしょう?腰が痛いのを堪えていたのかなあか。祖母と同じ立場に自分がなったものだから、複雑な気持ちを抱えていたのかもしれないかなあと、勝手に想像してみるのも、私の悪い癖。

ああ、おばばさんも歳を取ったものだなあと。

ため息が出ました。


ローズガーデン(お花畑)とある公園です。





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