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【詩】チョココスモス (鬱の歌)・・結婚記念日近くになると、頭にメロディが。

あなたは 別の女(ひと)を
惚れて、フラれて
私と出会って
悪夢を見たの

私は あなたに出会えなかったら
狭い世界に閉じ込められた

どんなに どんなに 
忘れようとしても
あなたの 抜け殻 身にまとい 
日々 過ごす


あなたは 子供はいらないと 言って
私の子供なんかいらなかったわと言われて

母は泣いても
できないものはできないと
苦笑い

どんなに どんなに 忘れたくても
踏んでしまった轍は 
もう埋められない


始発電車に
飛び乗って行く
朝日を浴びて
川面に1羽の
白い鳥 見ながら
霞んだ恵那山 二度と登らないと
見上げる

どんなに どんなに 忘れたくても
あなたの面影
寄り添う 弱い 私 独り

どんなに どんなに
あがいたとしても
季節は めぐり
木々は 色づく ばかり



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