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「宿根草の庭」 母の庭づくり #4 芳香な匂いが漂う「たてば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」の百合。

今のシーズン、ユリが咲くようだ。

駅前の「ナン、カレーのお店」の傍らには、真紅のユリの鉢植えを目にした。

さすが、アジアンテイスト。


ユリ、ピンク


今の、母の一番の楽しみのようだ。

姉、イノキに、写真、撮ってと頼むと。

イノキ、自分のスマホに撮る。


違う、違う、私のガラケーで、撮れと。


イノキ、母の携帯で撮り直す。


母、いつの間にか、携帯で写真が撮れることを知るようになり、ただし、自分では、操作できない。


母、私よりも、ITおばあさんになりつつある。


やはり、ユリの芳香な香りがたまらなく、艶やかな姿に、うっとりしている様子。

以前、母の日に、ユリを鉢植えで、プレゼントしたことがある。枯れても、プラの鉢を、そのまま、地面に植えて、また翌年、きれいに咲いたことがある。あの時のユリでは、ないが、きっと誰かからの頂き物のユリを植えなおしたことだと思う。


絵は、薄いデッサンのまま、写真を参考にして、これから、ゆっくり色塗りをしようと思う。


ユリの花言葉、

純粋、無垢、威厳

ピンクのユリは、「優しさ」「あたたかさ」、「虚栄心」


「たてば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」か。

花屋さんに聞いたら、じゃあ、一体どれが、一番美人なんですか?と、
芍薬でしょう!と。

今の母の憧れは、ちゃんと歩ける人、やっぱ、ユリですね。





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