自営妻としてお金を考える
お金をふかぼりしてみる
お金はなんの対価か?
ある人は
働いた対価でもらえるものと答えるかもしれません。
おそらく多くの人がこう捉えていて、
今日も働いているのかもしれません。
では
働いた対価とはなんでしょうか。
それは
会社にあなたの時間を売る対価でしょうか?
嫌いな上司のもとでも働くという我慢の対価でしょうか。
会社に儲けを生じさせる対価でしょうか。
お金はなんの対価か?
ある人は、
感謝された対価と答えるかもしれません。
私自身はこちらの考えに近い。
あなたの悩み事を解決する
あなたよりうまく処理をする。
その対価がお金である、と。
美味しいものを食べたい。
その悩みを解決してくれるレストランに
ごちそうさま。美味しかったとお金を支払う。
子どもを良い大学に入学させたいが
自分で教えるなんてできない。
その親に代わり、受験指導ができる講師。
その先生に
おかげで成績が上がりました、とお金を支払う。
自分では綺麗に散髪できない。
360度どこからみても綺麗な髪型にしてほしい。
できれば自分に似合う髪型がいい。
その悩みを解決してくれる美容師にお金を支払う。
お金はありがとうの印である。
だから、稼ぐ時は堂々と稼いでいい。
会社で働いていても
「あなたのおかげで利益がでた」
「あなたのおかげで業務がまわった」
やはり感謝の対価です。
この考え方って、そんなに目新しいものでもありません。
正直、自己啓発の界隈ではよく言われる話です。
私は故 竹田和平氏が好きですが
彼が著書の中で
「徳がある人はお金に困らない」
と語っています。
徳をもってお金と向き合う
徳がある
お金の稼ぎ方・お金の支払い方
を実践したい。
私は
お金は稼ぐのも支払うのも同じだと捉えています。
多くの人が
稼ぐ(もらう)のは好きだけど
支払うのが嫌いなようです。
お金をもらうときはニコニコして、
支払うときは無表情。
この態度は
支払う人間が上だと思っている証拠です。
自分がそう思っている限りは
お金を稼ぐことに罪悪感が生じるだろうし、
支払うときにありがとうというお礼の気持ちは伝わらない、
と思うんですよね。
自分を取り巻くお金に関しては
自営業マインドをもてばいい。
誰かの役になんらかの形でたてたから
あなたのもとにお金がくる。
誰かがあなたのために何かをしたから
あなたはお礼としてお金を渡す。
ありがとうのお礼(おれい)が、お札(おさつ)に姿を変え
グルグル回るだけ。
自分という商品が
誰かの役に立つとき
ありがとうのお金がきて、
誰かにありがとうと伝えたいとき
ありがとうのお金を渡す。
非常にシンプルだと思います。
私はこの法則に反するときに
徳がなくなるのではないか、と感じているのです。
誰かがあなたのために
時間を割いてくれた。
行動してくれた。
そこでありがとうを伝え損ねたときに
徳がなくなる。
徳がなくなるとお金に嫌われる。
そういうふうに信じているところがあります。
結局
お金でお礼(おれい)を伝えられるのが
正直一番楽だと感じているくらいです。
お金でお礼を伝え損ねたら、
どうしたらいいのか。(考えると結構大変ですよ(°▽°))
人生は自分だけ
得するようにはできていないと思うのです。
だって、
誰かは確かにあなたにお礼を伝えたいかもしれませんが
あなただってお礼を伝えるべき人が周りにいるじゃないですか。
自分だけが儲かるなんてことはない。
雇用時代
雇われていた時もこういう思想はもっていました。
私を雇って給料を払っているということは
景気が悪い時も雇い続けるというリスクを会社が負っていることになります。
私にまつわる経費も発生します。
リスクや経費を負っている雇用主に対して
給与以上に働かないと
自分だけ得してしまいます。
徳がなくなってしまうのです。
手元にくるありがとうのお金以上に
幾らかでも多めに貢献しないとバランスが取れないと思っていました。
そして自営妻時代
そして、今
自営妻です。
私という商品は
野中電気商会にとってどう役立つのか。
どう貢献できるのか。
私は
英語が得意なので、
これまで、英語では
ありがとうを集めてこれました。
今は英語の職を離れ、
自営妻です。
野中夫の電気工事はありがとうを集められると思っています。
そこで私も、
自営妻としての経営で
ちゃんとありがとうを集められるのか。
まずは、このバランスをとるべく広報をがんばらねばなりません。
次に
野中電気商会の一員として
依頼人・業者・仕入れ先などとの
ありがとうのバランスをとりたいのです。
先日の記事
こちらで語ったように
値上げが生じており、仕入れ価格にも影響しています。
こういう時、
より安いところを求めるだけでなく
お世話になっている仕入れ先から購入したいと思っています。
自分が安さだけを求めていたら
お客さんもより安いところで依頼すると思います。
安さというファクターだけで全てを判断する世界は
私はあまり美しいとは思えない。
お金を支払う時にこそ
その人の美学が出る。
野中妻は
自己啓発本の読み過ぎでしょうか。
そんなふうに思うのです。
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