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tomoni | 絵本テキスト作家をめざす人
2024年11月21日 22:22
コウヤくんは 身体から抜け出したココロを 必死に追いかけました。「ま、待って~!」コウヤくんは ココロに向かって叫びながら 追いかけ続けました。すると、 ココロは ある大きな木の前で ようやく立ち止まりました。コウヤくんは 息を切らせながら なんとかココロに 追いつくことができました。ココロは その大きな木の周りを フワフワと漂っていました。コウヤくんは どうにかココロを 自分
2024年11月13日 06:28
鎧を脱いで 身体が軽くなった コウヤくんは 次第に 足取りも軽くなり スキップをしながら 鼻歌をうたって 楽しそうに 歩いています。すると 道の脇に きれいな 黄色い菜の花が 咲いていました。そのお花は なんだか まるで あの女の子のようだと コウヤくんは思いました。コウヤくんは 菜の花を 1本摘んで カバンにしまいました。その瞬間に、コウヤくんが持っていた地図に 少しだけ 道が浮かび
2024年11月2日 11:33
むかし むかし ある山に オニが すんでいました。オニは トラの皮で できた ふんどし一枚の すがたで 青い肌を あらわにし、 頭に 角が 1本 はえていて、 牙が2本 口から 出ています。その 見た目から おそれおののいて だれも オニに 近づくものは いませんでした。オニの お父さんや お母さんは 食べ物を さがしに 山を おりてから ずっと 帰ってきません。オニは いつも いつも