見出し画像

Aseed Based Career Development思考法②~二宮 尊徳ver~ (2024.9.29 #2)

皆様、こんにちは!tmmです。

木下斉さんのジブン株式会社ビジネススクールにて、9月は”弱者戦略”のアウトプットのお題を出して頂き、
前回はAseed Based Career Development思考法を自分自身に落とし込み書きました。
今回は、他の方を当てはめて書いてみたいと思います。

二宮 尊徳。
誰!?となるかもしれませんが、
薪を背負いながら本を読んでいる江戸時代の少年の銅像、
小学校などで見た事がある方はきっと多いのではないでしょうか(^^)
そう、二宮 金次郎の事です。

二宮 尊徳(金次郎は署名の際使われたとの事)は、
神奈川県の小田原地方を中心に農村復興を行なった方です。
木下さんのVoicy3/10の回で二宮尊徳さんの事をお話し頂き
([ジブン株式会社経営のすゝめ : 08 ]分度と推譲を徹底すればいきなる環境でも安定する(2024/3/10 #1076))、
”分度”と”推譲”の事が非常に興味深く、
尊徳の地、小田原へ実際行き学んで参りました。

尊徳は元々裕福な家に産まれたものの、
少年時代、家の近くを流れる大きな川の氾濫で家を失い、両親も後程亡くなり、貧困の状況に陥りました。
その状況から、小田原での農村復興の功績を上げ、後に江戸幕府の役人へ起用されていきます。
尊徳の功績はあの渋沢 栄一も勉強しており、更に第二次世界大戦後の一円札にまでなった、実は非常に素晴らしい方。
この”何者かになる迄の過程”が、まさに弱者戦略と考えます。


〇観察眼があり、利他精神がある

少年時代に父を亡くし、一家の代表で村の土木工事に参加するも、
身体が成長していない為、一人前の仕事が出来なかった。
だからこそ大人達を観察する事で、履物が壊れている事に気付き、
わらじを編み大人達に配ったそうです。

少年時代の観察眼と利他精神はこれだけに留まらず、
夜間の勉強の為に菜の花を育て油を売った際も
松が売れなくて困っている人々から松を買い取り、
それを海辺に植える事で洪水対策を行ったそうです。

観察眼と利他精神を元々持ち合わせているベースがあるからこそ、
後々の天保の大飢饉への早期の対策を行い、
被害者を最小限に留めた功績を残せたのではないかとも考えます。

〇自分が何とかする精神

前項でも触れましたが、
夜間の勉強は灯篭を使う為、油が必要。
少年時代に両親を亡くした尊徳は叔父の家に引き取られ、
昼間は働き、夜間に勉強をします。
当時の油は大変貴重で、
「農家が勉強して貴重な油を使うんじゃねぇ!!」となり、
自分で菜の花を育てて油を作ろうと考えるようになったそうです。
(幸い水辺の近くに住んでいた為、種を撒けば簡単に育つ環境だったとの事)

油を育て売った事の継続が、尊徳を大きく変貌させます。
油を売ったお金で貧困期に手放した荒地を買い戻せる事となり、耕作地にする。更に荒地を買い、耕作地にする。これを続けます。
当時荒地を耕せば年貢を納めなくて良いというとおふれも出ていた事から、
土地を拡大し貯える事も出来、今の不動産王的な事が出来るようになったそうです。

〇他人から叩かれようとも負けないハートの強さ

小田原藩の藩主は小田原での農地改革を尊徳にやらせたかった。
しかし農民上がりの尊徳を妬む、藩内の武士は多数。
そこで小田原の親戚がいる栃木へ向かわせ、栃木で農地改革の実績を先に作らせ、後の小田原改革への布石を打ちます。
が、栃木でも尊徳を認めない多数の輩に出くわす事に。
尊徳は成田山新勝寺で断食修行を決行。
その姿勢に感銘を受けたのか、徐々に慕ってくれる人が増えていき、
仲間が出来て協力があったからこそ改革が進む事となります。

【あとがき】

小田原へ行ったのが約半年前の4月。
本来ならば半年前に記事を書き上げたいところでしたが、
中々記事を書く勇気を持てず、半年経過した今掲載する運びとなりました。

木下さんからは”分度”と”推譲”の尊徳の教えをご教示頂き、
本来ならばその内容だけでも物凄い功績を語りつくせる人物。
更に晩年は日本全国で弟子に農地改革を行わせ、
戦後の一円札にもなった程の素晴らしい方。
(銅像で終わらすのが非常にもったいない…!!!)

尊徳記念館の学芸員の方から熱心なご説明を行って頂き、
メモも沢山取りましたが、
今の自分に抽象化し転用可能な点で今回は述べさせて頂きました。
学芸員の方、その節は大変お世話になりました!!!

学芸員の方、館内、資料と非常に快く写真撮影に応じて下さったのですが、
私の不注意によりデータ移行の際に全て消えてしまいました…泣
大変申し訳ございませんでした。残念でなりません…。

10月にパスポート更新で小田原へ再び行く機会がある為、
この際、もう一度尊徳記念館へ行こうと考えております。
尊徳の貢献の功績を再度復習して参ります!

向かいに喫茶店があり、
珈琲とトーストが大変美味しく、
古いレコード店のような落ち着いたノスタルジックな雰囲気が最高でした。
こちらも、もう一つの楽しみとして行って参りたいと思っております♪

それではまた(*^^*)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?