失速(一次創作 詩328)
もう何も考えられない
時間だけ過ぎていく
ゆっくりゆっくり過ぎていく
いつまで経っても
変わらぬ景色が続いている
延々と続いている
空白の頭のままで
わたしは歩みを進める
風も吹かない
痛いくらい静まり返って
呆然自失でなお歩く
考えることはもう要らない
景色までもが変わらないのなら
時間を紙飛行機に搭載して
失速するまで時を止めてみて
(画像はPinterestより)
未熟者ですが、頂戴いたしましたサポートは、今後の更なる研鑽などに使わせていただきますね。どうかよろしくお願い申し上げます。