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やっぱり布も好き。

前回は漆器のことを書きましたが、生来の?布Loverの私としましては、こちらの展示会は見逃せなかった。

青山の根津美術館にて開催中の、『繍(ぬい)と織』~華麗なる日本染織の世界~です。こちらは1/28まで。あと一週間。急げ〜

展示品は、能装束や婚礼衣装、袈裟などの着物、裂(きれ)など。シルクロードを通ってきたんだろうなーというようなヨーロピアンな絵柄、仏教に基づいたお話を表したもの、日本の草木や動物を美しく描いたもの、源氏物語のオマージュなどなど。そして何より繊細で心にしみる色使い!見ているとなんだか涙が出てきます。

こういった「昔の」ものを見るたびに思うのですが、日本の自然は本当に豊かで、そこから採れる材料や食料は最高級。この中で生活してきた日本人は、色彩感覚もデザインセンスも抜群です。そして故事や物語の引用とか、それをおしゃれに使ってみたり、アレンジする教養の高さ。
もちろんこんなことができたのは、お金持ちの人たちだけだったかもしれませんが、現代でも今に合わせた形で、実現できたら素敵だなと思います。なんだか今のおしゃれ、その他は画一的な感じがするので、もっとカラフルで、自由にしていいんじゃないかなーと。

さて、前から行ってみたくて、今回ようやく訪問できた根津美術館ですが、敷地内には大きな庭園があって中を散策できます。茶室や、神社(鳥居がある)、池に舟が浮かんでいたり、水琴窟があったりと、なかなか風情があり見ごたえがありました。おすすめです!

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