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Diary (Playlist) 2023/1/28
roots - A COLORS SHOW / Jitwam
Jitwamが「A COLORS SHOW」で新曲発表&配信開始。THE FIRST TAKEの元ネタことA COLORS SHOWですが、大体新曲リリース後のプロモ的なものが多かったので、ここで新曲リリースというのは珍しい気がする。もしかしたら本家のリリースが遅れているor日本が配信から外れている?
楽器としては、主に歌にアコギとストリングスというバラード曲っぽい構成なんですが、ストリングスの過剰リバーブによって一気にサイケ空間に。歌を際立たせながら不可思議な音響になっているのが面白かったです。
Eternal Samba / Mocky feat. Liliana Andrade
Mocky新曲はサンバ。生演奏だとエモーショナルな曲になりそうなんですが、打ち込みドラムとシンセで妙にミニマルな曲になっています。盛り上げ過ぎないところがMockyとしてのセンスでしょう。じんわり展開していくアレンジがカッコ良いです。
別の言い方をすると、しっかりザ・インディ的なスケール感にまとまっているですよね。例えばドラムの音色をコンプパツパツのドラムに変えるだけでも、だいぶポップorクラブミュージック的な方向になりそうなんですが、そこで広げないからこそのMockyなんだなと思います。リッチor壮大な方向へと広げていく(いってしまう)アーティストが多い中、しっかりとジャンルとしてのインディ感を保つ、かつ実はサンバなど挑戦は行なっている、のは結構珍しいアーティストなのでは。
Dizzy / Pacific Yew
カリフォルニアのアーティストPacific YewがAL『Son Of Rene』を2023/1/21にリリース。過去作ではエレクトロ/IDM/ビートミュージックな印象だったんですが、本作は歌が中心のローファイなサイケ作。
デロデロサイケ系に思えて(プラグインの)テープのよれが入っていたり、生っぽい演奏の後の加工感が目立ってます。現代的な手法によるサイケ感とも言えるんですが、そのちょっとした作り物っぽさが(意図的かはわからないけれど)作品のニュアンスを作っているように思います。
Doussn' Gouni - Part 1 / Don Cherry, Jean Schwarz
1977年、Don Cherryとフランスの電子音楽Jean Schwarzがタッグを組んで出演したフェスでの演奏が発掘&『Roundtrip - Live At Theatre Recamier - Paris 1977』としてリリース。あとからエディットしたように聞こえてしまう不思議な質感がやたら良いです。ひたすらドープで滅茶苦茶カッコ良い。
PRESSED / Dean Blunt, TYSON
Dean Blunt新曲。音楽の良いところだけを取り出したような、デモっぽいけどその瞬間が一番カッコ良いみたいな音で凄いです。
LLYLM / ROSALÍA
ROSALÍA新曲。ポップにする方向と尖る方向が矛盾していないのが面白いです。
Cメロの入り方が面白く、入りは無音から、戻りはクラップで気合と全然綺麗に繋がっていないんですよ。ただその強引にも思えるCメロが曲のアクセントになっていて、凄い構成だなと思いました。これがありになるROSALÍAのボーカル力も素晴らしい。
the ordinary is ordinary because it ordinarily repeats / Jonah Yano
カナダのSSWであるJonah YanoがAL『portrait of a dog』を2023/1/27にリリース。全編にわたってBADBADNOTGOODが参加しています。
基本的にはフォーキーな歌ものなんですが、AL最後のこの曲はJonah Yanoが参加していないがっつりジャズ。ハードに叩きまくるドラムがカッコ良いです。ほぼBBNGの新曲では。アコースティックだけどパワフルなこの雰囲気こそBBNGの真骨頂だと思います。
Ruslan / Greg Spero
Greg Speroの2023/3/24リリースのAL『The Chicago Experiment: Revisited』からの先行曲第四弾。歪ませまくったピアノソロがカッコ良いです。Makaya McCravenのソロを煽りまくるドラムも良い!
STRAWBERRY LOUIS VUITTON (feat. Thundercat, Maeta) / VIC MENSA
VIC MENSA新曲。feat.にThundercatとMaetaが参加しています。Thundercatの入り方がまさにという感じで良かったです。
drive ME carzy! / Lil Yatchy
Lil YatchyがAL『Let's Start Here』を2023/1/27にリリース。全編サイケロック作で滅茶苦茶良いです。
この曲はその中では数少ないディスコ/ソウル的な曲。生演奏のノリが中心ではあるものの、でもこのバランスはバンドの人が普通にやったらいかないよなと思わせる感じで良かったです。最後のスクリュー感、逆に生演奏のままで突き通す良さがあり、なんかやられるとわかるけどやられるまではわからなかったやつで、最高ですね。
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