Diary (Playlist) 2021/12/17
give you what you want (feat. Jenny Penkin) / Nomok
Raw Tapes系のユニットに多数参加している鍵盤奏者Nomokが、ソロAL『Calm On』を2021/12/17にリリース。Liquid SaloonやMasokのメンバーですね。
RejoicerやNitai Hershkovits、Amir Breslerが参加するRaw Tapesおなじみかつ充実の音源ですが、良い意味でビートミュージック感が少なく、よりエレクトロ/チルアウトな雰囲気が良かったです。Rejoicer以上にシンセ奏者タイプな印象で、音色のセンスが抜群でした。
Break of Dawn / Skiifall & BADBADNOTGOOD feat. The Kount, YAMA//SATO
厳密にいうと先週なんですが、BBNGが新曲リリース。Skiifallはモントリオール拠点のラッパーで、今BBNGとツアーしているっぽいです。
前半はBBNGらしいヴィンテージな音色の、あえていうならレゲエ/ダブ曲。外し方が上手い。後半のチルでソウルフルな感じが本編でしょうか。メロウな雰囲気がカッコ良いです。
No Reason / Big Thief
Big Thief、来年2022/2/11に2枚組アルバム『Dragon New Warm Mountain I Believe in You』をリリース予定とのこと。すでに7曲も公開されていますが、これが今週の曲(の中の一つ)。
なんてことないアンサンブルだけれど、だからこそ圧倒的に完璧という奇跡です。管楽器やコーラス入っても、良い意味でスケール感が広がらないのが凄まじく、どんなアレンジ入ってもケレン味に聞かせないバンドの強さを感じました。
Sleep / Lord Tang
カリフォルニアのエレクトロアーティストLord TangがAL『Janice』を2021/12/14にリリース。10月にEP『Prolonged And Sustained』もリリースしていました。
デロデロパワー系サイケアンビエント。シリアスに聞くとエクスペリメンタルだけれど、爆音で聞くとコズミックという感じです。快楽重視な音に聞こえて、だからこそ時間がどんどん遅延/延長してしまう→実験的な作りが良かったです。
Kiss From a Rose / Coby Sey
TirzahのALにも参加していたCoby Seyの新曲。Sealが歌う映画「バットマン フォーエヴァー」の挿入歌のカバーです。
アンビエント化というか、ネットで落ちてるアカペラトラックのような、声のみ無理やり抜き出してしまったようなスカスカ不穏感が凄いです。バランスが悪いことで作品化させる手腕が見事。
I heard you bought a gun / Swansea Skag
オハイオのシンガーSwansea Skagがデビュー作『you'll be dead before you know it』を2021/12/17にリリース。ギター宅録シンガー感とJames Blake以後とも言えるDAW感の接続の仕方が面白いです。エモ系にいきそうでいかない自制心が偉い。
Dijon聞いたときに思ったんですが、この歌物とエレクトロの合わせ方、James BlekaというよりFrank Oceanなのかもしれないですね。クラブカルチャーに接続させきらないで、内省的なまままとめる感じ。
Silicon Jungle (Sofie Birch Remix) / Para One
Para Oneの今年リリースしたAL『SPECTRE: Machines of Loving Grace』のRemix版『SPECTRE: Machines of Loving Grace Remixes, Vol.1』がリリース。もうちょっとリリースまとめてALになるんでしょうか。そこからSofie Birchのアンビエント的Remix。
元の曲の原色的なバキッとした世界観から、その裏の精神世界へ繋いだような音楽性が良かったです。凄く言い方悪いけど90s-00sな音楽性から20sに一気にアップデートした感じ。ガムランに圧を見出した原曲から、耳心地の良い音鳴らしているよね、という方向にシフトしたと言うか。
Sofie Birchはビートレスな印象多かったんですが、ビートが入っても滅茶苦茶カッコ良いですね。
Records ft L3ni / Seven Davis Jr.
Seven Davis Jr.がAL『I See The Future』を2021/12/17にリリース。説明だとディープハウス、ソウル、ディスコ、ファンク、エレクトロニカなど書いてありますが、全部混ぜた結果ゴリゴリの異形化しており最高です。ダンスミュージックなんだけど、バスドラ含めた音響の異質さが目立つのが面白い。
ボーカルいるしビート強いけれど、そこに焦点が合わない気持ち悪さが気持ち良い!何度も聴くうちに曲になってきます。
I About Make My Day / JoFes SkillzMen
鬼才、あるいは事故なJoFes SkillzMen新曲。最近ハイペースで曲をリリースしています。
ストイックな2拍ループという超ミニマルなトラックに対し、なんかだらだら喋っているのがカッコ良い。音楽無限だし自由。
Open & Hoping / Zoe's Shanghai
フランスのネオソウルバンドZoe's Shanghaiの新曲。ハイエイタス・カイヨーテ直系というサウンドですが、シンセ感薄く、より生音っぽいアンサンブルです。期待。
今年はあとライブ2本!
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