Diary (Playlist) 2021/12/10
Ugly Beauty / Jeff Parker
Jeff Parkerがギターソロ作『Forfolks』を2021/12/10にリリース!使っても基本(多分)ルーパーというエフェクティブな要素は少なめの作品なんですが、アンビエントでモダンな質感を感じます。この浮遊感に今更ながらTortoiseと共通点見出せそうです。
ふわふわしている(重力感が少ない)演奏なんですが、なんだかんだメロが良いと言うのもJeff Parkerの凄さかと思います。愛聴確実。
jericho rose hi (feat. Tal Kohavi & Nitai Hershkovits) / Nomok
Liquid SaloonやMosokなどRaw Tapes作に多数参加している鍵盤奏者Nomokのソロデビュー作が2021/12/15にリリース。こちらは先行公開曲。
RejoicerやNitai Hershkovitsのソロ作と近いチルアウトなビート作ですが、より作曲度合いが強いと言うか、メロを楽しむ作風になっているような気がします。レイヤーがそこまで重なっていない、隙間多めな音像が気持ち良いです。
Don’t Look (prod. by Kenny Beats & Cory Henry) / Benny Sings
Benny Singsがビートテープ作『Beat Tape II』を2021/12/10にリリース。とは言っても大きく作風異なると言う感じではなく、いつもよりちょい重心低いかな、くらいかもしれません。
作り込みと言うよりはシンプルに作ったような軽やかさと多数のゲスト参加が、良い意味でさらっと聴けるアルバムになっていそうです。ポップ一直線だった最近の作品に対して、リラックスした感じが好きです。
B-Side / Khruangbin & Leon Bridges
2020年にEP『Texas Sun』でコラボしたKhruangbinとLeon Bridgesが再び!2022/2/18にEP『Texas Moon』をリリース予定とのこと。先行公開曲公開。
前作も異様な相性の良さ見せていましたが、今回も相変わらず素晴らしいです。ヴィンテージ風に見えて実はモダンなアンサンブルをしていることがわかるKhruangbinの攻めたミニマルな音像と、実力派なLeon Bridgesがぴったりですね。
Cloud Jam (The Chicago Experiment) / Greg Spero
Greg SperoにJeff Parker、Joel Ross、Marquis Hillなどが参加した音源。The Philadelphia ExperimentみたいにThe Chicago Experimentってユニットなんですかね?
最近のシカゴのジャズシーンの面白さが出ている、ビート強いけれど浮遊感系、かつちょいシリアスな演奏がカッコ良いです。
Drifting Out (feat. Jakob Koranyi and Yo-Yo Ma) / Little Dragon
Little DragonがEP『Drifting Out EP』をリリース。とは言っても基本1曲で原曲、リミックス、そしてfeat.したver.というEPです。
いつものビート強い感じではなく、アンビエントというかエクスペリメンタルというか、ポストクラシックな荘厳なアレンジが面白いです。Moses Sumney的な濃密さですね。
ここでのYo-Yo Maの起用、すごい絶妙な人選かと思うんですが、深いバックグランドあるんでしょうか。今だからうまくfeat.出来た(時代がYo-Yo Maの濃さに追いついた)人かとも勝手に思っています。
ÞÓRSMÖRK / Sam Gendel
Sam GendelがウインドシンセのAE-30で作成したアルバム『AE-30』を2021/12/8にリリース。何か特定の楽器の音が鳴る印象(それこそサックス風とかフルート風とか)のウインドシンセの、実験的でストレンジな部分を強調した作風で、空間捻れるSF感が気持ち良いです。
ウインドシンセを使っているものの、音楽性はそのままSam Gendelであるのが面白いです。
Polychroma / Arthur Hnatek, Taut
TIgran HamasyanのドラマーでもあるArthur HnatekとNY拠点のプロデューサーTautとのコラボEP。
エレクトロとドラムで分かれて、みたいな想像だったんですが、むしろドラム要素はかなり少なめ。Arthur Hnatekがそもそも最近モジュラーでの曲を作成していることもあり、硬質な直球エレクトロです。
More Than A Hustler / Ezra Collective & Novelist
Ezra CollectiveとラッパーNovelistのコラボ曲。演奏粗挽きな印象あるEzra Collectiveですが、毎回ミックスが異様な程カッコ良く、これも音が滅茶苦茶良い。バスドラの音が完璧な良さです。
生々しい質感でダンサブルな曲調を支える圧と低音が鳴っています。鍵盤のサイケな配置もカッコ良いしセンス良い。
Shanghai Dub by The Scientist / King Gizzard & The Lizard Wizard
オーストラリアのサイケバンドKing Gizzard & The Lizard Wizardの来年リリース予定のリミックス作『Butterfly 3001』よりダブエンジニアThe Scientist曲。良い意味でレゲエに寄せていない、サイケバンド×ダブの印象そのままな陽気な明るいサイケデリックな世界観が滅茶苦茶良いです。こういうダブが今聴きたかった!
告知です。
あと自主企画あるから来てくれー!!
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