Diary (Playlist) 2024/1/6
Feel Right (feat. The Kount and Sndtrak) / Otis McDonald
USのプロデューサー/マルチ奏者Joe Bagale aka Otis McDonaldの新曲。feat.はドラマー/プロデューサーのThe KountとのビートメイカーSndtrakです。The Kountは2022年作の『Vignette』が滅茶苦茶良かったことで昨年知った人ですね。
ビートテープ的な感覚とサイケな時間軸が交錯する感じが面白いです。ダンスミュージックとしては結構謎な作りでありつつ、ビートの音色の気持ち良さで押し切れる感じ。MPCではなくDAWでしっかり作っている感じというか?
Down With the King / Butcher Brown
Butcher Brownの新曲。イントロのスネアの音で優勝です。
とはいえ、ラップ中心になると個人的にはちょっと違うんですよね。ラップが入りそうなトラックを地味に演奏し続ける様が好きだったので、その味付けは(あくまで個人的には)余分で、もっとビートテープ感あったあの頃に戻って欲しい気持ちありつつ、まぁクオリティは順調に上がっています。
BOOM BOOM BOOM / VANO 3000
BBNGをサンプリングした「Running Away」が爆発的ヒットしたVANO 3000の新譜。精力的に新作出しているんですよね。
トレンド加減とそこまで小器用にやるつもりは無さそうな緩やかさのバランスがちょうど良く、なんだかんだ結構聞きそうな気がしてます。ローファイ文脈とも違って、ちょっとクラブ的な鳴りを家やちょっとしたパーティーで聴きたい時の感じなんですよね。ちょい踏ん張り家音楽とか。
Peace / River Tiber
カナダのSSW/マルチ奏者River Tiberの新曲。素晴らしい。ディープになりつつ、ドープ&肉体的な方向には行かせない感覚が優しくて良いです。
Poeira / Fabiano do Nascimento & Sam Gendel
実は(?)初のコラボ作らしい、Fabiano do Nascimento & Sam GendelがAL『The Room』を2023/1/26にリリース。相性はご存知の通り抜群です。
良い意味でいつもの二人の作品と同じなのですが、他のメンバーがいない分密度が濃く、無敵の音楽時間という感じです。クリアでハイファイなまま、むしろ過剰なまでに繊細さが見えるからこそ、サイケデリックに突入する瞬間が詰まっていると思います。
R2DU / Byron the Aquarius
アトランタのプロデューサー/キーボード奏者Byron the AquariusがAL『FUXK BEATPORT LP』を2024/1/1にリリース。でろでろとした空間から立ち上がる4つ打ちのかっこよさです。ハウスが好きなんじゃなくて、抽象的な音からギリギリでまとまる瞬間が好きなんですよね、という気持ちを思い出しました。
なぜかbandcampでは未配信。売ってくれ!頼む!
Oh Shit / RS Produções
アンゴラ発祥のダンス・ミュージック「クドゥロ」を継承し、さらにアップデート、独自のサウンドを突き詰める〈Príncipe〉の一員RS Produçõesの新曲。説明はコピペです。
音数が多いわけではないし、音色も激しいわけではないけれど、圧倒的に強いリズムが素晴らしいです。踊るor死みたいなシンプルな強さがカッコ良い。
結構トリッキーなリズムではあるんですが意外にすんなり聞けるのは、最近のダンスミュージックが複雑化しているから?バスドラの自由さが良いですね。
My Love Is Deep / Seven Davis Jr.
テキサス出身のディープなハウス・アーティストSeven Davis Jr.が新作『Stranger Than Fiction』を2024/1/5にリリース。声のボリュームが絶妙で魔術感あって良いですね。まだ掴みきれていないのでもうちょっと聞き込みます。
Boogie Woogie Waltz - Live / Weather Report
Weather Reportのライブ録音『Serenite (Live Toulon'73)』が2024/1/1にリリース。音質が最高で、ブート版っぽくもあるけれど、むしろ現代的なローファイさとも通ずるような激近マイク感が生々しくて良かったです。フュージョン前夜かつジャズロックとも距離が近かった時代っぽい演奏も良い。
1973年ってI Sing the Body Electric〜Sweetnighterあたり?と思って調べていたら、ドラムはSly & The Family StoneのGreg Erricoっぽい????そう思うとそれっぽいフレーズだ……!!!!
というわけで必聴バージョンでした。ミニマルなファンク感とジャズの上り龍感が絡み合う演奏が素晴らしいですね!
Castle Mountain, Canadian Rockies / Kel McKeown
プロデューサーKelpeの新曲はアンビエント。Kel McKeown名義のリリースっぽく、アンビエントだとKel McKeownなんですかね?音色の快楽度がひたすら高くて良かったです。
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