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Diary (Playlist) 2022/2/11

(ほぼ)毎週10曲更新予定。コメント短めでプレイリストメインです。
最後にプレイリスト貼ってます。

Smoke - A moon or a button / LNDFK

 イタリア拠点のシンガーLNDFKが新譜『Kuni』を2022/2/11にリリース。Pink SiifuやAsa-Changが参加しています。どことなく「和」っぽいメロは北野武→久石譲からの影響のようです。
 ネオソウル→現代ジャズな演奏が浮遊感あって良いです。派手な展開もありつつ楽曲の複雑さというよりは、メロウなまま場面展開していくような感覚に聴こえるのが面白いですね。なんというか、演奏強いけれど力みの無さ、かまそうとしていない感じが新鮮です。アルバムおすすめ。

Stand Strong (Revolutionaires Position) / Reginald Omas Mamode IV

 サウスロンドンのブロークンビーツ/ビートダウンシーンのシンガー/プロデューサーであるReginald Omas Mamode IVが2022/3/25に新譜『Stand Strong』発売&先行曲公開!
 僕の感覚だと「ネオソウルに影響を受けたクラブミュージック」がビートダウンで、ヨレと重心の低さとローファイさがよりメロウに&過剰になった音楽性が素晴らしいです。ただこの曲はもっと過激で、基本リズムとベースと歌のみの超ミニマル編成。このくぐもった音像から漏れ出るようなソウルフルな歌が最高ですね。

Get By feat. Tank and the Bangas / Moonchild

 Moonchildがアルバム『Starfruit』を2022/2/11にリリース。Lalah HathawayやRapsodyなどが参加しています。
 多数のfeat.ありながら、どんな人が入ってもいつものMoonchildのサウンドになっているのがすごいですね。ある種不変とも言える徹底的なメロウでスムースなサウンド。曲調も幅広いはずなんですが、その多様さを超えるMoonchild感。かつ、それが軽い音にならない、踊れるし滅茶苦茶にスムースというトラックの異様な完成度の高さが流石です。

Running Man / The Fearless Flyers

 The Fearless Flyersによるロックンロールからブルース曲。メタル的とも?
 このユニットの自由度とその割にはやっぱり一貫して聴こえる現象はなんなんだろうと思ったんですが、ギター大好き人間たちの曲ということなのかもしれません。後半になってからじっくり弾きまくる感じ、というよりは、前半からずっと演奏楽しい!みたいな話な気がします。その楽しさが嫌味なくこちらにも伝わってくる&その伝わる感じこそがポップなのが良いですね。

Find Somebody to Love / Dante Elephante

 チカーノソウルなDante Elephanteのライブ音源『Dante Elephante on Audiotree Live』が2022/2/10にリリース。YouTubeに動画も上がっています。
 ちょうど良いいなたさのAOR感が最高です。ソウルをやっているけれど、自然にタッチが太くてロック感出ているように聴こえる良さというか。歌い方含めて愛せるアーティストだなと思えるライブ版。

Red Moon / Big Thief

 Big Thiefがアルバム『Dragon New Warm Mountain I Believe in You』を2022/2/11にリリース。みんな聴きましょう。
 思いっきり弦楽器の音楽という感じなんですが、個人的にアメリカーナ的な文脈に聞こえない瞬間があるのが面白いです。なんというか伝統的な音に聞こえそうで、滅茶滅茶モダンな、というか現代で鳴るべきサウンドを探求した結果なんだと思わせる強さというか。ここらへんはもうちょっと聴き込んで感想がまとまると良いですね。

For You (Many Selves Version) / Kadhja Bonet

 ヴィンテージでサイケな世界観のシンガー/マルチ奏者Kadhja Bonetが新曲をリリース。昨年9月に出した「For You」のヴァージョン違いです。
 原曲はエレクトロ感強めだったんですが、新ヴァージョンはヴィンテージ感強いバンドサウンドに。声の処理が素晴らしく、この妖しすぎるリバーブ感最高ですね!!サックスソロ、まさにこういうの待ってました!

Interplanetary Spaces / Knowsum

 ドイツ出身のプロデューサー/シンガーKnowsumの新曲。小粋なノリが良い感じです。ディスコ的にも聞こえそうで、スケール感がしっかりベッドミュージックなのが良いですね。

Self Pollinators feat.Tim Lefebvre, Christian Euman / Rachel Eckroth

 鍵盤奏者Rachel Eckrothが新譜『Common Mutations』を2022/2/11にリリース。昨年9月にリリースしたAL『The Garden』のアウトテイク的な録音の模様。
 シンセ主体のエレクトロ×現代ジャズという感じなんですが、良い意味でこなれた演奏/作曲感が良いです。シンセの使用が飛び道具的にも現代ジャズからの距離感にもならず、あくまで演奏の中に位置付けられている良さというか。
 Sam Wilkesのアルバムなどにも参加しているドラマーChristian Euman、こういうメカニカルなリズム勢いよく叩くのが最高ですね。こちらも飛び道具的にさせないで自然に人力として解釈されるようになった強さを感じました。

Bruises / Jordan Rakei

Jordan Rakei久々のレゲエ曲!2022/3/4にEP『Bruises』をリリースし、その先行曲になっています。
 ワンドロップだし、レゲエ感ありつつ、しっかりモダンなのが良いですね。この絶妙な落とし所はJordan Rakeiしか出来ないと思います。


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