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Diary (Playlist) 2022/9/24

(ほぼ)毎週10曲更新予定。コメント短めでプレイリストメインです。
最後にプレイリスト貼ってます。

Immunity / Alex G

 Alex GがAL『God Save the Animals』を2022/9/23にリリース。ポップなSSWのまま、そのまま徐々に位相がずれていく感覚が面白く、良い意味でエクスペリメンタル的なシリアスさを軽やかに回避している気がします。
 しかし楽曲も音もかなり滅茶苦茶で毎秒毎秒面白いのが凄いですね。ドラムの音は意外にストレートだなと思うこともあるんだけど、なんかそれすらもAlex Gの楽曲の中だと変な音に聞こえるし、ツボを抑えた良さにも聞こえるというか。

I Believe She's Lying / Jon Brion

 Jon Brionの2001年作『Meaningless』が再CD化&初のアナログ化ということでちょくちょく配信開始。いつリリースなんだろ。
 今の方が絶対評価されそうなSSW×ドラムン曲。もはやJon Brionに触れ過ぎていてどれも映画の主題歌に聞こえちゃう問題ありつつ、そのレベルでいけるポップかつ尖った曲です、

The Cricket Club / Sam Wilkes & Jacob Mann

 ベーシストSam Wilkesと鍵盤奏者Jacob MannがコラボAL『Perform the Compositions of Sam Wilkes & Jacob Mann』を2022/9/23にリリース。チル&サイケ&メディテーション&ダンサブルなLAという感じです。
 二人の共通点がローファイとファンクというのが面白く、滅茶苦茶跳ねまくってるんですが、全体的な出力は極めてメロウなのが良いですね。跳ねたリズムの使い方として心地良さを見出しているのは、革新的だと思います。

ancestress / björk

 これはついにbjörk完全復活では!2022/9/30にリリースの新作より先行曲公開。いままでは少しパワーダウンしつつ、新たな路線なんだろうと思っていたんですが、ここにきてこってり濃厚björkが!
 曲としては(多分)テンポ一定なんですが、björkの歌い方がすごく、フリーテンポに聞こえるんですよね。なんかこの自由奔放なbjörkにみんなやられていたんだなと思いました。楽曲のパワーをすべて自分のものにしてしまう最強ボーカルだなと。

High Fives / Makaya McCraven

 ドラマー/プロデューサーMakaya McCravenが新作『In These Times』を2022/9/23にリリース。今まではローファイ&エディット感が印象的な作品が多かったんですが、新作はかなりハイファイかつビート感も(過去作と比べると)若干弱め。ただパワーダウンかというと、むしろアナログやハイファイで聞いた時にパワーが最大限出るような作りになっている印象です(そういう感じで聞くとビート感は実際弱まってない)。
 とはいえ、結構複雑なALだなとも思ったので、がっつり聞き込んで感想まとめたいですね。がんばれ未来の自分。

Batterie Fragile, Pt.1 / Valentina Magaletti & Yves Chaudouët

 多分、ドラマー/打楽器奏者Valentina MagalettiがアーティストYves Chaudouëtが制作したBatterie Fragileという作品を演奏したAL。見かけは滅茶苦茶ドラムっぽいんですが、音色が全然ドラムっぽくないのが面白いです。演奏は形ゆえに(多分)結構ドラムに寄っているんですが、だからこそBatterie Fragileの異物感が出ているような気がします。
 曲としては今だとアンビエント目線で聞けそうな音色が気持ち良い作品です。

Speeding Slower / iogi & Rejoicer

 イスラエル拠点のSSWであるiogiとButtering Trioやソロでも活躍する鍵盤奏者Rejoicerがコラボ作『Too Much Too Soon』を2022/9/23にリリース。iogiの優しい歌声とRejoicerのサイケなシンセ使いが絡む、重心低めなフォークエレクトロ。よくよく考えると今まであまりなかったバランスでカッコ良いです。
 リリースはRaw Tapesから。というか最近各所でコラボ作多いですね。なんでだろう。一旦今年のコラボ作一覧をまとめてみたいです。

many places you could be / flanafi

 SSW/マルチ奏者flanafiがAL『Follow It Back』を2022/9/21にリリース。なんですが、bcではなぜか出ていないんですよね。どういうことなんだろ。
 とりあえず傑作。音使いはエッジーですが、全体的にDAW的なエディット感ではなく多重録音的な雰囲気というか、生々しい手触りも見える音像が素晴らしく、だからこその幻想的でサイケデリックな雰囲気が気持ち良いです。非hyperpop感というか?勝手に戦わせてしまい申し訳ないですが。

Life of a Simple Shape / Muta

 今完全にMutaにハマってます。コロラド州拠点のビートメイカーMutaが約4年振りのAL『Make Shapes』を2022/9/29にリリース&先行曲公開。ビートメイカーといいつつ、ヒップホップというよりはエレクトロやIDMに分類されそうな曲調と、そこに少しビートミュージック感あるローファイさ/ビートの強さが好みです。

Mid-July / Moon Mullins

 NY拠点のマルチ奏者Moon MillionsがAL『Water Your Flowers』を2022/10/21にリリース&先行曲公開。ゆったりまどろむアンビエント/イージーリスニング。


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