Diary (Playlist) 2023/11/4
Family Reunion Joint (feat. Blaque Dynamite & Joe Cleveland) / Tone E-O
Tone E-OがドラマーBlaque DynamiteとベーシストJoe Clevelandを招いたEP『POSER』をリリース。Tone E-Oは調べても全然情報わからず。音源聞く感じだとギタリスト?
メロウな曲でいつも通り暴れまくるBlaque Dynamiteというバランスの悪さが良いです。Blaque Dynamiteは今一番「このドラマー呼んでおけば面白いことになる」ポジションかもしれない。かつ良いのが、ちゃんと上手にまとまるというよりはエクスペリメンタル化するんですよね。こんなしっかり刻むことが正解みたいな曲で、謎の着地できるんだという切り開いている良さがあります。聴きづらくも刺激的になる感じが素晴らしいです。
フレーズもそうですが音色も面白く、最近の「マイキングしっかりした録音作です」みたいな世の中の傾向とは真逆の荒々しいライブ感のあるサウンド。今回の録音だけじゃないし、多分出音のでかさともありそうだから、身体性の上での特徴な気がしてます。
Take Your Dreams Off Of The Shelf / Speakers Corner Quartet feat. Laraaji
Speakers Corner Quartetが2023/11/10に『Further Out Than The Edge (Deluxe)』をリリース&先行曲公開。こんなに豪華なら別のEPとかで出しても良いのでは、と思ってしまいますが、まぁ本当にデラックスだなということで。
ヒップホップ・ビートを異物的に使うのが上手く、ブレイクビーツ的というか、他のパートがそのグリッドを共有していない感じが良いです。懐かしくも、実験的なサウンド・プロダクションにより、モダンな質感になっています。
レコードな質感では無いけれど、レコードで完結する感じが良いですね。最近こういう作品増えている気もする。気にして聞いていきます。
In Parallel / Salamanda
韓国のエレクトロ・デュオSalamandaがAL『In Parallel』を2023/11/3にリリース。アンビエント以降のビート/エレクトロも言えるし、かつてのエレクトロニカの発展系とも思えるところが好きです。
音色一つ一つの気持ちよさが素晴らしいですね。ハイファイに音色を整えていった感じで、細部まできらりと輝いている印象です。
Flujo / Isaac Soto
メキシコのプロデューサーIsaac SotoがEP『Sobrio』を2023/11/3にリリース。快楽度高めのアンビエント・テクノ〜ダウンテンポという感じで、ディープにずぶずぶしていく感じです。
浴びるようにして聞くのが良い系なので、可能なら大きな音量で。迫力ある音で聴くとやはり音楽性が変化する瞬間はあって、本当に滅茶苦茶大事だなと思う一方、ぶっちゃけライブハウスでもそこまでじゃ無い時もあるので、色々難しい話ではあります。良い場所で良い音を聞けるのが一番良い。
Spotting A Mother's Smile / ||||||||||||||||||||
||||||||||||||||||||の新曲。徐々に趣味性が高くなっている気がしており、今回はがっつりIDM/グリッチで良いですね。逆にこういう音楽は「爆音で聴いて良かった」みたいな経験をしたことがなく、実際どうなんでしょうか?だってIDMですよ?
Rukh / Shin Sasakubo & Jamael Dean & Sharada Shashidhar
ギタリスト笹久保伸がLA出身のピアニストでビートメイカーのJamael Deanとの共作AL『Convergence』を2023年10月にリリース&(多分)最近配信開始。
演奏の距離感が素晴らしいです。お互い自立しつつ、関わり合う音が良いですね。
Ghapama / Bei Ru
LA拠点のプロデューサーBei Ruの新曲。バラバラなサンプルが無理矢理一致している感じが良いです。
Beat dos Mandrakes 1 / d.silvestre & MC Nem JM
d.silvestreがEP『Mizuno Mixtape』を2023/10/31にリリース。ダークで破壊的なバイレファンキ。パワーがすべてという雰囲気が良いですね。ここまでインダストリアルでノイジーだとDJで重宝される気がします。
World in Delay / Tara Clerkin Trio
Tara Clerkin TrioがEP『On The Turning Ground』を2023/11/3にリリース。崩壊寸前のブレイクビーツというか、抽象的なループ感が不穏で気持ち良いです。プロダクト感の無さというか、デモっぽくは全然無いんだけれど、いわゆる(商業的な)洗練は行っていないからこその、ざらっとした質感が最高ですね。
The Remedy / LCSM "Likwid Continual Space Motion"
UKブロークン・ビーツ・ジャズの重要人物IG Culture率いるLCSM "Likwid Continual Space Motion"がEP『EP2』を2023/11/3にリリース。2024年後半にALもリリースとのこと。
UKジャズとはまた違った、ダンサブルなクラブミュージックを基礎とするブロークン・ビーツ・ジャズで、強いビート感とループ感、かといってリズムはシンプルというよりはファンキーでうねる系というのが面白いです。
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