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Diary (Playlist) 2021/10/29

(ほぼ)毎週10曲更新予定。コメント短めでプレイリストメインです。
最後にプレイリスト貼ってます。

You Don't See Me /  Teeth Agency

 今年3月にAL『You Don't Have To Live In Pain』をリリースしたTeeth Agency、今年2021/11/19にも新譜『Cherry Blossom Child』リリースとのこと。ターキッシュサイケのチル的解釈というか荒ぶるローファイサイケ感強かった前作から一変、先行公開曲は激チル桃源郷。
 ただ前作も先行公開曲のイメージからアルバム全貌聞いて印象変わったので、まだどうなるかわかりませんが、とりあえず期待。

Vindicta / Jimi Greene, Daru Jones

 ナッシュビルのギタリストJimi Greeneのシングル曲。Daru Jonesの独特なドラムの音が活きてますね!
 こういうロック的な、ラウドな音像の方がDaru Jonesの最近の良さが出ていると思うんですが、元々はそういうドラマーでは無かったんですよね。Jack White以降こうなったのかな?轟音ギターと合わさると生々しいドラムの音が良い感じに馴染んむんだなと思いました。

Safe / Cktrl

 南ロンドン拠点のクラリネット/サックス/マルチ奏者の2021/10/29の新作EP『Zero』より、まさかのトラップ曲。前作にはDuval Timothyなど参加しており(今作はまだクレジット見つからず)、UKジャズというよりはUKのクラブシーンにいる印象です。
 EP全体としてはメランコリックなアンビエント/深めビートミュージックという感じで、低音と浮遊感で聴かせる音像がカッコ良いです。コード的にはエモくなりそうで、音を飽和させずに悲しい雰囲気で保ち続ける所がセンスの良さだと思ってます。
 この曲はトラップ風なんですが、あくまでCktrlの世界観が軸となっており、リズムは強いもののメランコリックで繊細な雰囲気がそのまま残っているのが面白いですね。

Semi Khola / Tenderlonious

 フルート/マルチ奏者のTenderloniousの新作『Still Flute』が2021/10/29発売。TenderloniousのUKジャズシーンの裏側というか、UKエレクトロ/クラブと混ざり合う箇所担当という感じで、インタープレイというよりは、トラックに生演奏を重ねることで肉体的にしていくのがカッコ良いです。
 ハウスな曲調も面白いんですが、この曲は彼のアナザーサイドである"deeply spiritual Hindustani raga"。クラブジャズからラーガまで繋がる楽器としてフルート捉えているんだなというのがわかる(そして今だとチルアウト/メディテーションの概念で共にクラブミュージックに聴こえる)のが良かったです。

Not For Mammon / Rejoicer, Amir Bresler

 Apiferaが2021/11/10にアルバム出すんですが、Rejoicerのソロ作も2021/11/12にリリースするとのこと…!このリリースラッシュ!
 聞けばすぐにわかるのが最近のRejoicer凄さだと思っていて、シンセの音色からフレーズの絡み合い、ビートの軽やかけれど低音しっかり鳴っている所などなど、キャラがしっかり出ています。そしてApiferaに続き、Amir Breslerのドラムが素晴らしいですね。

Black Rhythm Happening / Makaya McCraven

 ブルーノートから2021/11/19にリリースするAL『Deciphering the Message』より。ブルーノートのクラシックのリミックス作であり、リワーク作になっています。演奏ではJoel Ross、Jeff Parker、Marquis Hillなどが参加。
 Makaya McCravenのリミックス、良い意味でプレイヤーっぽくて、ループするパートが機械的に聞こえないんですよね。サンプリングも一つのプレイヤーとして扱っているというか。だからMakaya McCravenのドラムも機械的な方向というよりは、サンプリングをより生々しく聴かせるための太めなビートになっていると思います。

Roots / Theon Cross

 UK拠点のチューバ奏者Theon Crossの新作『Intra-I』が2021/10/29にリリース!前作『Fyah』は生バンドのジャズ作でしたが、今作はエレクトロなビートにチューバが絡むALです。
 前作のバンドでの演奏がUKのアフロカリビアンの要素を強く感じて良かったんですが、ここに来てそことは全く別ベクトルと思えるエレクトロ作。しかもある種ジャズ的なものとしても聴けるビートミュージックやヒップホップではなく、かなり硬質なリズムになっています。最初は正直しっくり来ていなかったんですが、アルバム通して聞いたらグライムやUKエレクトロからの影響を感じました。UKのベースミュージックに対して、チューバで挑む作品と思うとわかりやすいのかも?もうちょっと聞いてみます。

Normflex / Waldo's Gift

  ブリストルのトリオWaldo's Giftの新作EP『Normflex』が2021/10/29にリリース。演奏技術やリズムの細かさはあれど、基本はジャズというよりはメタルやロックに近く、また本人たち曰く「Aphex TwinやTeebsに影響受けている」とのこと。
 キメキメなリズムとエフェクトかけまくりのギターが面白いです。

Prayer For Peace / Zeitgeist Freedom Energy Exchange

 30/70のドラマーでもあるZiggy Zeitgeist率いるZeitgeist Freedom Energy Exchange、2021/12/3にAL『Prayer For Peace』をリリースとのこと。この曲は先行公開曲第二弾。
 今まではメルボルン拠点だったのですが、Zeitgeistが2019年からベルリンにいるようで(今も欧州拠点になっている?)、そのメンバーで作った作品とのこと。小さいクラブでゴリゴリ盛り上げていく、みたいな作風から変化し、じわじわ聴かせて踊らせる曲になっています。

Ifá / Jamael Dean

 最近Carlos Nino作にはほぼ参加している鍵盤奏者であり、Jira><名義でビートメイカーとしても活躍するJamael Deanの新作『Primordial Waters』が2021/10/29にリリース。EPは今までも出していたのですが、初のアルバムとのことです。
 スピリチュアル・ジャズな作風だと思っていたのですが、今回は結構ラテン的なメロディやリズムが印象的なんですよね。ここらへんどういうことなんだろう?
 そしてアルバムは前編はジャズサイド、後編はビートサイドの全20曲の大作で、後編は前編の音源を使っているとのこと。全然聞ききれてません!これももうちょっと聞き込んでみます。


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