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Diary (Playlist) 2023/4/28
No More Lies / Thundercat & Tame Impala
ThundercatとTame Impalaのコラボ・シングルがリリース。相性が破茶滅茶に良い!Tame Impalaのリズムの図太いミニマルでカラフルなサイケ感に、そのミニマルさ残したまま動きまくるThundercatということで、どちらの曲としても成立しそう、両者の良いところを単純に掛け算したような完璧なコラボです。こう聞くと歌声も良い感じで近い。
Thundercatのコラボ曲ってベース動きまくる需要or歌声という感じで、ソロ作の一部のみを採用みたいなことが多い印象だったんですが、今回はThundercatの良さが全部出ているし、同時にThundercat(だけ)が主役じゃない曲で良かったです。このビートの感じ、今後のThundercatの基準にして欲しいくらいのしっくり感ありました。
Saturn Moon Dive / Magic Source
プロデューサーであり、Mighty Mocambos、Bacao Rhythm & Steel BandなどのメンバーでもあるBjörn WagnerによるプロジェクトMagic Source、AL『Voyage Spectral』を2023/4/28にリリース。妖しくも陽気なディスコです。ALにはTom Tom Clubのカバー"Genius of Love”も収録。
珍盤発見しちゃった!みたいな音像、メロ、ノリで良いですね。ドラムのフィルのちょっとした長さとか、細かい所がいちいちいなたくてカッコ良い。エレクトロの導入などもうちょっと派手にしたくなりそうな所で、バンドサウンドっぽくまとめる抜きのセンスも好印象です。
Black Classical Music ft. Venna & Charlie Stacey / Yussef Dayes
ドラマーYussef DayesがAL『Black Classical Music』を2023/9/8にリリース&タイトル曲公開。Tom Mischとのコラボ作出していました、そう言えばデビュー・ソロ・スタジオALです。ミックスはRussell Elevado。
ドラムの音が完璧じゃないでしょうか。ドラムフィルがこんなに生々しくてカッコ良いのは奇跡だと思います。音の取捨選択が素晴らしく、ある程度のハイファイさや解像度の高さをなくして、その分パワフルな勢いを込めているように思います。レコードの名盤そのものな音像が最高です。
ALは19曲入りと大ボリューム!超期待!!!
Phased Moon / Matthewdavid
Leaving Recordsの主宰でもあるアーティストMatthewdavidがAL『Mycelium Music』を2023/4/28にリリース。アンビエントと呼ぶにはあまりにドープ過ぎるサウンドが素晴らしいです。
音でトリップさせていく強さがありますね。そういう意味では結構機能的なようにも思えるんですが、そこを突き詰めていった結果、強制的なまでに心地良い音かつ実験的なサウンドになっていてカッコ良いですね。はっきりとしたメロディがないまま、妙にポップな印象なのも面白いです。必聴作。
Sloth River / Tomasz Bednarczyk
サウンドアーティストTomasz BednarczykがAL『Catbient』を2023/5/11をリリース&先行曲公開。こちらは全力アンビエント。郷愁的なメロディ/音像が良いです。空間を作っていく濃度を高めていった感じですかね。
The Falls / K-Lone
UKのアーティストK-Loneが2020/6/5にリリースしたEP『The Falls』を2023/4/28に配信開始。元々はアフリカ系やカリブ系の人物が教育やその他の分野で機会を得るのを支援するイギリスの慈善団体Amos Bursaryへのドネーションとして公開されたEPです。
はっきりとビートがあり、ジャンル的にはエレクトロなんですが、アンビエントと共振するような音色の使い方がカッコ良いです。コロナ禍入った時の記憶が蘇る癒しの音であり、同時に今聞くとダンスへの意思を感じさせるリズムで良いですね。
Red Bull 64 Bars / ACE COOL prod. by RAMZA
Red Bull 64 Barsで公開された曲が配信開始。配信元がRed Bullになっていないけれど、自主リリースなんでしょうか。あまりにカッコ良過ぎたので、配信も納得というか感謝の気持ちですね。改めて最高。
Black Joy Freestyle feat. Spaceship Coyote / WheelUP
ロンドン拠点のプロデューサーDanny WheelerことWheelUPがAL『We Are The Magic』を2023/4/28にリリース。重心激低トラックがカッコ良いです。ALはKaidi TathamやVictoria Port (Anushka)が参加しているんですが、まだ聞けてないので、聞いたらまた。
Second Judy / bernice
トロントのバンドberniceが2nd AL『Cruisin'』を2023/4/28にリリース.、Sam Gendel(『Satin Doll』や『Cook Up』など )やAndy Shaufと共演しているドラマーPhil Melansonが在籍するアヴァン・ポップ・バンドです。
曲調は一見スタンダード、音響派ポップスという感じなんですが、音像がニューエイジのきらっとしたペナペナ感を強調したような、Vaporというには妙に奥行きがあるからこそなんか異様に気持ち悪い感じが面白いですね。才気あふれることで結果的にまとまるSam Gendelに対し、狙ってやっているのか天然なのか本当に怪しいあたりを攻めてきたなという印象です。普通に良い曲やっていると楽しんでも良さそうな気もしつつ。真っ当に(戻ってきた)オルタナ/音響派ということのかも?
Hybrid Fruit / Olof Dreijer & Mount Sims
スウェーデンのアーティストDJ/プロデューサーでありThe KnifeのメンバーであるOlof Dreijerとアメリカ出身でベルリン拠点のDJであるMount Simsが、コラボ作『Souvenir』を2023/6/9にリリース&先行曲公開。EPのテーマはスティール・ドラムとのことで、元々はトリニダード/ニューヨークの組織 SFOTE からの「現代のスティール・ドラムの父であるエリー・マネットによって作られたオリジナルのスチールドラムを使用するプロジェクト」への依頼だったとのこと。
アンビエント/バレアリックな音が気持ち良いです。今までのスティール・ドラムの文脈、西洋のアーティストによってしばしばステレオタイプに描かれてきた歴史を踏まえ、独自の方法を作ったとのことで、確かに聞いたことがないスティール・ドラムの音で面白いです。
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