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Diary (Playlist) 2022/8/26

(ほぼ)毎週10曲更新予定。コメント短めでプレイリストメインです。
最後にプレイリスト貼ってます。

Ponte / Don Glori

 メルボルン拠点のベースシスト/マルチ奏者Don Gloriが初のAL『Welcome』を2022/10/4にリリース&先行曲公開。ブラジリアンやハウスなどの要素が入った、というより思いっきり生音系のDJカルチャーっぽいジャズです。UKだとクラブカルチャー≒屋内orレコードな雰囲気になるんですが、オーストラリアだと野外フェス的な開放感あるのが面白いですね。
 ラグジュアリーな音の重ね方しつつも生演奏が軸にあることがわかる、演奏の旨みが詰まったアンサンブルがカッコ良いです。30/70のAllysha Joyなどが参加しています。

Chismiten - Drum Machine Version / Mdou Moctar

 ニジェールのギタリストModu MoctarがEP『Niger EP Vol. 1』を2022/8/24にリリース。既存曲のDrum Machine Versionとライブ版が収録されています。
 ドラムマシンにすると途端におなじみの雰囲気になるのが面白いですね。バンド演奏だという所がむしろ異質だったんだなとわかるのと、そう言っても炸裂し続けるギターがカッコ良いです。

Amorpha / Bitchin Bajas

 シカゴのエレクトロ・トリオBitchin BajasがAL『Bajascillators』を2022/9/2にリリース&先行曲公開。今回は打楽器奏者が3名参加し、壮大なトリップ感に加えてミニマルミュージック的なずぶずぶ潜っていく感じが気持ち良いです。
 打楽器参加といいつつ、2名はシンバルということで、低音はほぼ無し。浮遊し続けるノリが良いですね。現行アンビエント/ニューエイジの流れありつつ、サイケデリックなノリが好きです。

Unbraid: the Merge / Kaitlyn Aurelia Smith

 Kaitlyn Aurelia SmithがAL『Let's Turn It Into Sound』を2022/8/25にリリース。アンビエント中心だった作風から、本作はビートも歌もかなり入り、ニューエイジからハイパーポップまで巻き込んだような音像になっています。
 ポップではあるはずなんですが、全然ポップに回収できなさそうな音が面白いです。ポップ化、気がつくと「〇〇をポップにした」のではなく「ポップに〇〇の要素を入れた」だけになってしまう難しさがあるんですが、そこを見事乗り切る超ポップなのになんだかよくわからない音で最高ですね。4つ打ち入っても何かっぽくならない変なバランス感とビビッドな音使いが素晴らしい!

HONESTY / HUMAN ERROR CLUB

 LAの鍵盤×2+ドラムのトリオHUMAN ERROR CLUB、2022/7/29にリリースしたAL『HEC YEA​!​!​!』が2022/8/24に配信開始。一部の曲でベーシストLOGAN KANEとトロンボーン奏者ZEKKEREYA EL-MAGHARBELが参加しています。
 過去作ではローファイな音像と炸裂する現代ジャズ感が特徴だったんですが、今回はかなりエレクトロ風味に。この曲はさわやかな雰囲気の、あえていうならMocky的な?、軽やかジャズ。この路線で進んでいくんでしょうか。それはそれで楽しみです。

A Thing Like You / iogi & Rejoicer

 シンガーiogiとButtering TrioのRejoicerがコラボ作『Too Much Too Soon』を2022/9/23にリリース&先行曲公開。
 ソロではフォーキーな曲調多いiogiなんですが、その要素残したままエレクトロのビートを入れたRejoicerが素晴らしいです。快楽重視の浮遊感ハウスという感じで、LAで作成したというのも納得。

Dr.T / Sam Wilkes & Jacob Mann

 ベーシストSam Wilkesと鍵盤奏者Jacob Mannがコラボ作『Perform the Compositions of Sam Wilkes & Jacob Mann』を2022/9/23にリリース&先行曲公開。Jacob Mannにとって最も“serious”なプロジェクトであり、 Sam Wilkesにとって最も“light-hearted”なプロジェクトというのが面白いですね。
 ファンクネスがそのままチルでニューエイジでサイケに繋がる演奏/楽曲が面白いです。ハネまくりでリズミカルなんだけど、なぜかアンビエントに聞こえるんですよね。AL楽しみ。

Planet H / Tomasz Bednarczyk

 ポーランドのサウンドアーティストTomasz BednarczykがAL『Cat Planets in a Loop』を2022/8/17にリリース(配信開始は2022/8/26)。音像はアンビエント/エレクトロという感じなんですが、意外にじわじわ盛り上げていく展開が心地よいです。起伏があるアンビエントというか?猫用なのか?

Life Goes On (feat. Sampa The Great) / Ezra Collective

 Ezra CollectiveがAL『Where I'm Meant To Be』を2022/11/4にリリース&先行曲公開第二弾。Fela Kutiを参考したらしいけど、リズムはGqomっぽい?前の曲がラテンだったし、よりダンスミュージックかつUKクラブジャズ/ブレイクビーツ的な文脈から少し離れた作風になっている予感がしています。
 かなりミニマルな曲なんですが、しっかり聞かせる演奏が流石。というか、音作りや音の重ねがやはり上手く、うまいことバンド化したなという良さがあります。

I Wish It Was Me (Louke Man Remix) / Obongjayar

 Obongjayarの2022年作『Some Nights I Dream Of Doors』収録曲のLouke Manによるremixがリリース。原曲はバラードっぽいですが、アッパーは4つ打ちエレクトロになっています。気持ち良い打楽器の音にちょっとしたローファイなシンセなどなど、ひたすら上手さを感じさせるLouke Manの音作りが素晴らしいです。


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