![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118876652/rectangle_large_type_2_5e781253726021d49e200bdb3a16623c.png?width=1200)
Diary (Playlist) 2023/10/14
heart eyez / ATTNWH0RE
アトランタのプロデューサーATTNWH0REの新曲。倍テンと4つ打ちとハーフテンポが交錯するリズムが良い感じです。ローファイ志向というよりオラっとした結果ガサガサになっている雰囲気で良いんですよね。クラブミュージックとヒップホップのちょうど間くらい。
free love / Por Vida, Jelani Imani
PNTHNのプロデューサーPor Vidaの新曲。メロウを重ねた結果のサイケヒップホップ。トリッピーというより泥酔感があって良いですね。
Não Ao Marco Temporal / Esperanza Spalding
ベーシスト/シンガーのEsperanza Spaldingがブラジル先住民族の領有権をめぐる法案に対するプロテスト・ソングを急遽リリース。なんとなくふわっとした印象だったEsperanza Spaldingだったんですが、濃度ある曲で歌うと滅茶苦茶良いですね。
以下プレス引用「一部の営利団体が押し進めていた先住民族の領有権を制限する法案(マルコ・テンポラル)をブラジル最高裁が否決したことは、世界中の環境保護活動家や人権活動家によって歓迎された。この法案は、400以上のブラジル先住民族を強制排除の脅威にさらし、熱帯雨林を確実に危機に陥れるものと言われている。
エスペランサは、この問題に対する認識を高め、先祖伝来の土地を守るために闘い続けるブラジルの先住民族コミュニティを支援するよう、世界中の人々に強く呼びかける為に今作をレコーディング。ブラジルのプロデューサー、プレティーニョ・ダ・セリーニャとエンジニアのアルトゥール・ルナとの共同プロデュース。」
喜哀 / OMSB
OMSBがAL『喜哀』を2023/10/11にリリース。アウトロのBIG-RE-MANの面々の声に思わず泣いてしまいました。
トラック自体は(あえていうなら)トレンディーなものではないんですが(ドリルとかね)、では懐古的かというと全くそんなことないのが素晴らしかったです。むしろヒップホップど真ん中であり、だからこそ最先端だし今そのものなんですよね。
志人さんfeat.曲もひたすら良く、1曲目も…と言いたいことありすぎるのでここらへんで。
IGY / DJ Harrison
Butcher Brownの鍵盤奏者DJ HarrisonがDonald Fagenの名曲「I.G.Y.」をカバー!宅録的というか、発掘系R&B的な質感になっています。
Donald Fagenの原曲の歌心が最大限に強調されていて素晴らしいです。これって、録音とか演奏とかの良さもあったはずだけど、単純にこんな良い曲なんだなと思いました。サウンドや質感に注目する(ことの多い)シティポップ文脈とはある意味真逆な印象で面白かったです。
ちなみにこれを聞いた後原曲聴くと、完全に印象がこっちに引っ張られてメロディの良さが染み渡っちゃうんですよね。いやー、良い。
My Simple Jeep (feat. Mac DeMarco) / Eyedress
フィリピンのソングライター/プロデューサーIdris VicuñaことEyedress が Mac Demarcoを招いた新曲をリリース。Mac DeMarcoの脂乗りまくっているかつ枯れまくっている感じが良いです。無敵!名曲!
夢十夜 / 冥丁
冥丁が2023年秋にリリース予定のアルバム『古風Ⅲ』からの先行シングル第2弾をリリース。夏目漱石の「夢十夜」にインスパイアされた曲とのこと。
エモ過ぎになりそうで、ぎりぎりバランス取れている感じがずるいし良いです。個人的にはやはりドラムやベースを入れないところこそ凄さかつこのバランスの秘訣で、音のスカスカ具合とエモさの兼ね合いが良いですね。
Sun Tickles / Salamanda
ソウル拠点のレフトフィールド・アンビエント・デュオSalamandaがAL『In Parallel』を2023/11/3にリリース&先行曲公開。耳に心地よい系エレクトロ→アンビエント。幻想的ですが意外に浮遊感だけでなく、地面に足ついている感じの音像が心地よいです。フロアでもしっかり機能する感じというか?
Far More Other / Green-House
Green-HouseがAL『A Host for All Kinds of Life』を2023/10/13にリリース。個人的にはハードコアなニューエイジ/アンビエントというイメージで、メッセージ性の強さ込みでしっかりとニューエイジ・アーティストです。
アンビエントって音色の心地良さに目が向けられがちではありますが、一番大切なことは「ムードの醸成」だと思っています(英語的に「ムード」であっているかはさておき)。そういう意味で、がっつりとメッセージ性があるGreen-Houseはハズレがないんですよね。同じベクトルで冥丁も。
ただプレイヤーが増えた今、完全快楽重視でなんとかなっている人もいて、今後のアンビエントへの期待が高まりつつ、重いアンビエントとして良かったです。
Edelweiss / Kenny G
からのKenny G!Kenny Gが子守唄をテーマに掲げたAL『Innocence』を2023/12/8にリリース&先行曲公開。薄っぺらいと思いきや、個人的にはつるつるに磨き上げられた密度も感じますよ?
子守唄テーマは、毒にならないKenny Gの最高のポジションだと思いました。甘ったるいサックスで癒されたい日もあるんですよ……。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?