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Diary (Playlist) 2022/5/20

(ほぼ)毎週10曲更新予定。コメント短めでプレイリストメインです。
最後にプレイリスト貼ってます。

Casa / N KRAMER

 ベルリン拠点のアーティストN KRAMERがAL『Altered Scenes and Slight Variations』を2022/5/17にリリース。「Inspirations were drawn from a variety of sources such as the mixing of Studio Ghibli chord progressions with Jon Hassell soundscapes.」とのこと。
 何よりも質感が素晴らしいです。シンセもやや生音寄りというか、ASMR的な気持ち良さを感じる、爪弾くニュアンスが見えるような音づかいが良いですね。

Wild Bill / Deadeye

 Reinier Baas、Kit Downes、Jonas BurgwinkelによるオルガントリオDeadeyeがユニットデビュー作『Deadeye』を2022/5/20にリリース。
 従来のオルガントリオとは異なった、という印象でしたが、なんかそういう説明をするのが野暮なくらい違いを出した演奏になっています。オルガンの低音部分をエレクトロ的な要素と共振させ、なんてところはまだオルガントリオの流れに乗っている方で、コンテポラリーと各国のトラディショナルを行き来するようなギターといい、プリペアドな質感を巧みに使うドラムといい、それぞれが独特の着地のさせ方をしています。聞き込めば聞き込むほど面白そう。

Poignant Pelican (featuring Roi Avivi) / Liquid Saloon

 Amir Bresler、Sefi Zisling、Nomokによるアフロビート・ユニットLiquid Saloonが新作『Took A Second』を2022/6/17にリリース&先行曲公開第二弾。feat.はギタリストのRoi Avivi。Amir Breslerの軽やかなドラムとアフロビートの相性が抜群ですね。

Birthday Magic / Jimi Tenor

 Jimi TenorがAL『Multiversum』を2022/5/20にリリース。今回は1人でヘルシンキの自宅スタジオで制作したそうです。
 宅録系かと思いきや、むしろJimi Tenorのセンスが何にも縛られることなく発揮された作品になっており、縦横無尽にカラフルなサウンドが良いです。ニューウェーブっぽい着地になりそうなタイミングで、サックス奏者らしさというか、管楽器やストリングの丁寧なアレンジが素晴らしく、それが開放的な音像になっています。
 演奏の巧みさとざらっとしたアレンジのバランスが上手いんですよね。

Los / Black Nile

 LA拠点の兄弟デュオBlack NileがAL『River Of Emotions』を2022/5/20にリリース。ローファイサイケデリック現代ジャズ。参加メンバーなど詳細わからず。
 やりたいこととりあえず全部やりました!みたいな感じで、エネルギー溢れているのが好感です。

We Change (feat. Kamasi Washington) (Part I) / Brandon Coleman

 カマシ・ワシントンのバンドなどに参加する鍵盤奏者Brandon ColemanがAL『Interstellar Black Space』を2022/5/20にリリース。全体的にP-FUNKなスペーシーなエレクトロファンク作。
 パワフルなジャンルをよりパワフルにやり切る感じで、メタルとはまた違った形でスポーティーなまでの力強さがカッコ良いです。と思ったら、後半直球のジャズ曲と、アフリカモチーフみたいな曲あるんですよね。まぁ最後の曲はルーツ的な話で良いかなと思うんですが、Marcus Gilmoreなど参加の「Astral Walk」は本当になんなんだろう。

Passengers - The Growth Eternal Remix / Aoife O'Donovan

 The Growth EternalのRemixワークが良いですね。音圧出したさそうな音ではあるんですが、この若干鳴り切らないようなところが、まろみとして聞こえるのがThe Growth Eternalの良さな気がしています。

Sweet Isolation (feat. Kaidi Akinnibi) / Oscar Jerome

 UKのシンガーOscar Jerome新曲。feat.のKaidi Akinnibiはサックス奏者で、Black MidiやIll Considered、Celesteなどに参加しているとのこと。
 こういうバッキング的な、他の楽器と音色を溶かしていくようなサックスの使い方増えてきてますよね&滅茶良いですね。

I'm Caught Up / Risco Connection

 レゲエ・ディスコ・グループRisco Connectionの1980年の音源が配信開始。AL『Risco Connection』に入っている曲ではあるんですが、配信なかったんですよね。改めて聞くと良い曲ですね、そしてこの長さがたまりませんね。

Amanda Crying / Matthew Tavares

 ex.BBNGのMatthew Tavaresが2020/12/31にbcでリリースしたAL『DOUBLE DOUBLE』が配信開始。bcではMatty名義になっていますが、ここらへんどこまで使い分けているんでしょうか。
 ポストクラシカル的なピアノソロ作。多分即興を軸に作られており、球が転がっていくようにつらつらと流れていくフレーズが気持ち良いです。


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