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Diary (Playlist) 2023/7/15

Tioga Pass / Yussef Dayes feat. Rocco Palladino

 Yussef DayesがAL『Black Classical Music』を2023/9/8にリリース&先行曲公開第3弾。feat.は盟友のベーシストRocco Palladinoです。最近Rocco PalladinoはJai Paulのライブにも参加していましたね。
 曲としてはグルーヴ系ではありつつも、R&B〜ヒップホップ的なミニマルさではなく、ジャズやブロークンビーツ的な自由さ&うねりでまとめているのが素晴らしいですね。この路線のドラマーは、最近だとYussef Dayes以外だとMoses Boydくらいな気がする。打ち込みの良さをしっかり認めている前提で、生演奏だからこそ出来る面白さに果敢に挑戦しているようにも聞こえ、UKエレクトロとの良い距離感も感じました。

Void Funk / Nick Campbell Destroys, Jacob Mann, Christian Euman

 ベーシストNick Campbell DestroysがAL『Live For the Highest Bidder』を2023/7/14にリリース。2022/1/8にNick Campbell Destroys、Jacob Mann、 Christian Eumanのトリオ編成で演奏したライブ録音とのこと。Christian EumanはSam Wilkes『WILKES』などに参加しているドラマーです(それ意外にも映画『グリーンブック』サウンドトラックなどにも参加しているとのこと)。
 普通のファンクになりそうなところで全然外しまくる演奏が素晴らしいです。Jacob Mannはもちろんなんですが、Christian Eumanも絶妙に変な方向で、既存ジャンルにまとめない腕力を感じました。

Troubled Waters / The Streets

 The Streetsが2011年『Computers and Blues』以来のフル・スタジオ・アルバム『The Darker The Shadow, The Brighter The Light』を2023/10/20にリリース&先行曲公開。ハードかつチープなトラックが滅茶苦茶カッコ良いです。殺伐感というか。

Dreamer / Kiefer

 Kiefer新曲。今回は久々にビートメイク&鍵盤のソロ編成になっています。終わりがなくソロを弾き続けられるこの感じこそKieferの良さで、ある種のだらだら感が最高にチルいです。起承転結やドラマチックの真逆。

Belleville / Laurel Halo, Coby Sey

 Laurel HaloがAL『Atlas』を2023/9/22にリリース&先行曲公開。ローファイで美しいピアノ曲でラフな質感が素晴らしいんですが、その上で一瞬聞こえるCoby Seyの歌声の異物感が凄まじくて滅茶良い……。その一瞬があるから激ドープ。必聴!

Dawn blessings / Bex Burch

 Vula Vielのリーダーでもある木琴奏者Bex BurchがAL『There is only love and fear』を2023/10/20にリリース&先行曲公開。ミニマルさが素朴とも洗練とも聞こえる感じが面白いです。軽やかさをドープに楽しむというか?聴き心地が凄く良い。

Hide To Seek / Laura Misch

 Tom Mischの姉のサックス奏者/ボーカルLaura Mischの新曲。2023/10/13にリリース予定のAL『Sample The Sky』収録曲とのこと。
 ちょっと昔のエモめ暗めエレクトロという感じでもあるんですが、もはや周りきってこれはこれで良いなという思いです。あとダブステップ的なビート感に新しさというより、ある種の堅実さを感じるようになったというか?

No Dancin Azz / Traxman

 Traxmanが『Pumpin Da Bass Once More EP』を2023/7/14にリリース。強い、カッコ良い、あがる。

Bon voyage / ゆるふわギャング

 ゆるふわギャングがAL『Journey』を2023/7/13にリリース。既存のエッジーなジャンル×ラップ、的な方向かと思いきや、トラックもよくわからない音でカッコ良いです。ただ快楽性はちゃんと滅茶苦茶高い。

playing house - pt.1 Endel Sleep Soundscape / 6LACK

 R&Bシンガー6LACKがendelから『Since I Have A Lover』をリリース。アンビエントR&Bからガチアンビエントへ、というルートは、今までありそうでなかった気がします(最近だとJhené Aikomのアンビエント作もあったけど、こちらは歌が中心に来ないしっかりアンビエント作)。


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