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Diary (Playlist) 2023/3/4
Scaredy's World (feat. More Eaze) / Lomelda
テキサス州のSSWであるHannah Readによるプロジェクト Lomeldaの新曲はUSのコラージュ作家More Eazeをfeat.。素朴な歌ものかと思いきや、電子音が徐々に混ざっていく様が滅茶苦茶良いです。とはいえエレクトロ〜電子ゴスペル的な方向にはいかず、あくまでフォーキーなバンドサウンドの中に混ざっているのが面白いし良いですね。エレクトロが人体やバンドの揺らぎに合わせている感じが最高です。
Who Cares Anyway / Masego
MasegoがAL『Masego』を2023/3/3にリリース。昔Masegoあまりだと思っていたはずなんですが、もはやちゃんとカッコ良い。昔推していた(はずの)ジャズ要素は後退し、アフリカやクラブミュージックのニュアンスとR&Bやチル文脈が絶妙に混ざったサウンドになっています。
サビでの4つ打ち変化、やりすぎになりそうでならないのが素晴らしいです。裏拍の上げ方のさりげなさとかもあると思いつつ、主要因は全体的な音色のまろさゆえだと思います。良いアレンジだ。
Impurities / Arlo Parks
SSWのArlo Parksが2023/5/26にAL『My Soft Machine』をリリース&先行曲公開。前作はオルタナロック的な質感とR&Bの融合という感じだったんですが、この新曲はかなり内省的でニューエイジ〜アンビエント感すらも。ブレイクビーツのミニマルで淡々とした感じが曲調にあっています。
The New York Trader / Lankum
アイリッシュ・フォーク・バンドLankumがAL『False Lankum』を2023/3/24にリリース&先行曲公開。エフェクト強く無いはずなのに激ドープ。弦楽器だけが出来る良さの一つに、ミニマルに弾き続けることがあるんですが、その陶酔感サイケ感がもりもりにつまってます。8分弱でデロデロに時空歪めてくる感じが良いです。
Liquidity (feat. Brin) / Matthewdavid
Leaving Recordsの創設者でもあるMatthewdavidがAL『Mycelium Music』を2023/4/28にリリース&先行曲公開。超ハイファイ&ローファイアンビエント。解像度が高いローファイサウンドとも言えて、なんというか光を取り入れ過ぎてうまくカメラに映らない感じというか。快楽性全開の音像が気持ち良過ぎます。
Take the 'A' Train - Solo Piano, 1977 / Sun Ra
Sun Ra & His ArkestraとしてDuke Ellingtonのカバーをまとめたコンピ作『Ellingtonia, Vol. 2』が2023/2/15にリリース&2023/3/3に配信開始。ジャズだな→フリーだなへの飛び越え方が良いです。
Sun Raはこの演奏しかり一貫してビッグバンド〜スウィング時代の曲を行なっていた印象で、そことフリージャズは結構な距離があるはずなんですが、Sun Raだとすぐ繋がるし、むしろ現代からすると自然に聞こえるんですよね。フリーキーなアンサンブルの人というよりも、(古典的な)ジャズの中にフリーを見出した人として聞くと良い気がしてきている最近です。
Nacre Nacre / Tilo Weber
Y-OTISの参加でも知られるドラマーTilo WeberがAL『Tesserae』を2023/4/21にリリース&先行曲公開。harpsichord, celesta, synthesizerでElias Stemesederが、ベースでPetter Eldhが参加しています。
鍵盤の軽やかな音色とフリーキーな演奏のバランスが悪くて面白いです。ありそうでなかったアンサンブルだし、その隙間をドラムの多彩な音色で埋めているのが刺激的。トリオというスタンダードな編成ながら、ジャズに着地しそう/しなさそうの感じが良いですね。
Isn't it True (feat. Henry Solomon) / Brendan Eder Ensemble
LAの作曲家Brendan EderのユニットBrendan Eder EnsembleがAL『Therapy』を2023/3/3にリリース。生楽器によるアンビエントというか、アンビエント的なポストクラシカルというか。音色の溶け合い方が素晴らしく、大人数だから出来たであろう柔らかい音色が気持ち良いです。
Sweltering Drive / Masahiro Takahashi
カナダ在住の日本人プロデューサーMasahiro TakahashiがAL『Humid Sun』を2023/3/31にリリース&先行曲公開。どこにいるのかわからなくなる極楽楽園エキゾチカ。古き良きニューエイジと現行ニューエイジを繋ぐ解像度の高いサウンドトリップ感が良いです。耳心地がたまらない!
Southern Clouds / Ciel, Kilig
トロントのアーティストCielとKiligがEP『uu003』を2022/3/25にリリース&2023/3/3に配信開始。一年後に配信開始なのか。リズムは強いですが、音色の気持ち良さで今だとある種メディテーショナルにも聞けちゃいそうな、それは流石に言い過ぎなような。
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