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Diary (Playlist) 2023/11/25


Lost Muska Part ft. Vibrant Matter / Joseph Shabason

 Joseph Shabasonが今年10月にリリースしたAL『Welcome To Hell』の追加曲を配信リリース。bcにも前までなかったような?多分LPにも未収録っぽい。
 90s〜00sっぽいアブストラクトさがカッコ良いです。あの当時の実験的ジャズ好きな人にはまさに!それでいてどことなくモダン。あの当時の音楽をギリギリ現在のアンビエント/エクスペリメンタル文脈と繋げたような感じというか。刺激な音づかいをしつつも、ギリ心地良くも聞こえる着地が素晴らしいですね。

22 22 / Lionmilk and Club Diego

 共に鍵盤奏者/プロデューサーであるLionmilkとClub DiegoがコラボAL『
In Float』を2023/12/8にリリース&先行曲公開。ざっくりとはエレクトロ/ハウスなダンスミュージックなんですが、アンビエントやローファイ、ビートテープ的なコンプ感の入り方が異質で面白いです。デカ箱では絶対鳴らなそうな音のこもり具合というか。
 エネルギッシュかつアンビエント感があるという意味で、個人的に大好きな作品っぽい。年間ベストに入れるにはドキドキな12月ですが、2023〜2024の架け橋的な作品になりそう……?言い過ぎ?

L / Julian Sartorius & ET|ET

 Julian Sartorius & ET|ETによるAL『RLLRLRLLRRLRLRLRLLRLRLR』が2023/11/24にリリース。この動画の作品を改めて音源にした形かと。同じフレーズが徐々に変調していく様を楽しむ曲で、タイトルはそのまま楽譜でもあります。このパターンで4人の奏者が叩いていると、そこにJulian Sartoriusが物を持ってきて、叩くものが変化していく、みたいな曲です。
 コンセプト自体は非常にシンプルなんですが、演奏で聴くと非常に複雑味にあるしダンサブルで面白いです。ルーディメンツも23打で1フレーズということで、ループながらちょっとした緊張感あるんですよね。
 動画で見るとJulian Sartoriusのポジションが重要かつ一番楽しそう。今思うと同じフレーズのパラメータを徐々に変化させていく感じは、モジュラー的な発想が近いかもしません。モジュラーシンセの感覚を人力かつ生音で再現している感覚。

Christmas Time is Here / DJ Harrison

 日本ではなかなか馴染みの無いクリスマス曲のリリース・ラッシュです。これはButcher Brownの鍵盤奏者DJ Harrisonのクリスマス曲。宅録ローファイ感あふれる音色が素晴らしいですね。

Where's the Fridge feat. Myles Martin / Dolphin Hyperspace

 サックス奏者Nicole McCabeとベーシストLogan KaneによるLA拠点のエレクトロ・ジャズ・デュオDolphin Hyperspaceの新曲。ふざけているキモ可愛らしさとフレーズのえぐみのバランスが良かったです。

ttoe - U_M / Sam Gendel & Ugnė Uma

 Sam GendelとUgnė UmaがコラボAL『Tam tikri objektai erdv​ė​je』を2023/11/24にリリース。Ugnė Umaの情報があまりわかっていないのですが、リトアニアにルーツのあるアーティストっぽいです。タイトルはリトアニア語で「宇宙の特定の物体」とのこと。
 つかみどころのなさが素晴らしいです。エレクトロなリズムの寄せ付けない感じがカッコ良い。

 In The Car (For Chou Chou) / Matty

 元BBNGの鍵盤奏者Matthew TavaresことMattyの新曲。最近はギターの場合も多かったのですが、今回は久々に鍵盤中心の曲です。
 鍵盤でミニマルなループを繰り返す曲で、フレーズ自体はエモめなんですが、そのまま盛り上げ盛り下げなく続いていく感じが良いです。

UWitItOrWhat feat. Dorian Concept / L.B. ThatProducerGuy

 L.B. ThatProducerGuyがAL『IDKY』を2023/11/18にリリース。からのDorian Concept参加曲。久々に弾き倒すDorian Conceptが聴けて良かったです。

Clapper / K-Lone

 タイトル見てからだと「あー、そういう風に曲名つけるんだ」となりそうな気もするK-Loneの新曲。2023/12/8にリリースされる『Drum Tools w/ Leod Edit』収録曲です。
 リズムは多いけれど意外に軽やかで良いですね。

The Epic / Greg Spero, Keyon Harrold, Terreon Gully, Dario Chiazzolino, Jermaine Paul

 多分Greg Speroがホストの録音。ジャケがAI絵だと怪しさが増して聞く気があまりしないという問題点が発覚しました。
 とはいえ内容は良いです。オラオラゴリゴリ生音ジャズ。


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