見出し画像

Diary (Playlist) 2022/1/28

(ほぼ)毎週10曲更新予定。コメント短めでプレイリストメインです。
最後にプレイリスト貼ってます。

Bugatti (étude) / Jameszoo

 Jameszooが2022/3/11に新譜『Blind』をリリース&先行曲公開。ALにはPetter Eldh、Richard Spaven、Julian Sartorius、Evan Parker、Christian Lillinger、Dorian Conceptなども参加するそうで、超期待です。
 エレクトロから生演奏へアプローチしたような印象だった前作から、先行曲は思いっきり生音系。ただ妙にエレクトロな雰囲気も感じるのは、bcの説明に書いてあったディスクラビア(自動演奏ピアノ)を使用しているからでしょうか。肉体性と機械感が混ざり溶けていくような音で面白いです。エレクトロから生演奏のアプローチ、大方出尽くしたかとも思っていたのですが、また違った方法で鮮烈な印象を与える音になっていて素晴らしい。不気味の谷あたりを積極的に狙っているようにすら思います。

Magazine feat. Salami Rose Joe Louis / Toro y Moi

 Toro Y Moi、2022/4/29に新譜『MAHAL』発売&先行曲公開!もう一曲の「Postman」はクラブ系トラックで、こちらはSalami Rose Joe Louisをfeat.した曲。
 一見「グッドミュージック」的な雰囲気なんですが、よくよく考えるとよくわからない落とし所になっているのが最高です。この感じこそToro Y Moiの好きな箇所!Salami Rose Joe Louisの歌も良い!

Good Night (feat. Dub Gottem, Sam Reed & Fonville) (Remix) / Tennishu

 Butcher Brownのトランペット/サックス/歌/ラップを担当するMarcus Tenneyのソロ名義Tennishuの新曲。feat.にはCorey FonvilleことFonvilleも参加。
 絶妙なダウナーさが良かったです。トラックは演奏っぽいですが、良い意味でプレイヤー的な手癖を感じさせない、ミニマルな雰囲気が良いですね。ヒップホップ好きなんだなとわかります。

Roden / The Growth Eternal

 LA拠点のベーシスト/ボーカリスト/コンポーザーThe Growth Eternalが初のフルレンジアルバム『PARASAiL​-​18』を2022/2/25に発売&先行曲公開。
 いわゆるプレイヤー的な身体性というよりは、Sam GendelやSam Wilkes、Carlos Niño周辺と共振するような、演奏者ゆえにアピローチ出来たであろう音色への独特な感覚によるポップス。過去作の軽やかなエレクトロに対し、今回は音数少なめ。音色をしっかり聴かせる&声の気持ち悪さ/気持ち良さを楽しませるディープでドープな音像がカッコ良いです。
 Son LuxやMoses Summny的なところと共振しそうで異なる印象なのが面白いです。なんというかアーティスティックではあるけれど、同時にプレイヤー的な好奇心や探究心も非常に強そうな雰囲気というか。

Life Of The Party / Adrian Knight

 スウェーデン出身のコンポーザー/マルチ楽器奏者Adrian Knightによるアンビエント作『Life Of The Party (Skyfiles 002)』が2022/1/24に発売。徹底的に幻想的な作品で、特に一曲目「Life Of The Party」のピアノの音色なのにデロデロなアンビエントに聴こえる感じが最高です。
 家具の音楽的な消費を拒みそうな音色の圧が面白いですね。日常に溶け込ませない、空間を異質にさせていくようなアンビエント作。

Rakkasjokk / Daniel Ögren

 スウェーデン出身のジャズギタリスト、Daniel OgrenがAL『Laponia III』を2022/1/28にリリース。どこで知ったのかと思ったらDina ögonのメンバーなんですね。
 ジャズというよりは、ドープ&バレアリックなギター音響作という感じで、ここまで壮大に音を鳴らせるんだというデカ音響が気持ち良いです。要所要所のギターがカッコよく、その身体性で浮遊感なだけにまとまらない音楽性になっているかと思います。リバーブが滅茶苦茶気持ち良い。

All I Need / Name Change, Chuck Sutton, and Kaiya Crawford

 全然誰だかわかっていないんですが良かったです。ビート強めだとも言えるし、滑らかとも言える、こういう音は本当に憧れますね。

Britnaeys new baby [125 BPM] / Vegyn

 Frank Oceanの『Blonde』『Endless』の製作に携わったことで有名なVegynがMixTape『Don’t Follow Me Because I’m Lost Too!!』を2022/1/28にリリース。75曲で約2時間半!
 とりあえず良さそう。全体的にIDM→SP404的な(≒ビートミュージクやヒップホップ的な)割れ気味な圧という曲調ですが、どれも音が心地良くて良いです。ビートのエッジーさで聴かせるというよりも、絡むフレーズと音色で聴かせるタイプっぽく、75曲あっても被りすぎず楽しめる嬉しいたっぷり感です。

Better When We're Close / Poolside & Brijean

 Poolsideとそのサポートも務めるBrijean MurphによるユニットBrijeanのコラボ曲。激チル低速ディスコです。(多分BrijeanのDoug Stuartによる)ベースラインのおらつかなさがカッコよく、ムードたっぷりな曲調が素晴らしい。
 尋常ではないリバーブが面白いですね。このやり過ぎを快楽として楽しませる感じが好きです。

STFU (feat. JANE HANDCOCK) / Rayana Jay

 リッチモンド出身のR&BベースのSSW、Rayana JayがAL『Last Call』を2022/1/28にリリース。ALにはBraxton Cookもサックスで参加しています。
 JANE HANDCOCKのラップ良い!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?