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Diary (Playlist) 2021/11/26

(ほぼ)毎週10曲更新予定。コメント短めでプレイリストメインです。
最後にプレイリスト貼ってます。

Yoshi Orange / Ebi Soda

 トロンボーンがメロを担当するUKのジャズバンド。演奏的にはエフェクト強め&リズムは硬めで、UKジャズ×ちょっとしたサイケ感が良い感じ。
 前半部の前のめりで硬質なリズムから中間部のチルサイケゾーン、そして元に戻る後半部と展開モリモリですが、このやる切る感じが好きです。とりあえずシングルで、ここからEPなどに展開するかはまだわからず。

One Beer / The Pro-Teens

 メルボルンのインスト・バンドによるMF DOOMカバー曲。原曲より少し遅めになり、より怪しげになった演奏がカッコ良いです。MF DOOMカバーでアルバムもリリースするとのこと。

Uncut Jam / El Michels Affair

 El Michels Affairが新作「The Abominable EP」を2021年11月26日にリリース。ターキッシュ・ファンクやムンバイ風なソウルを取り入れた『YETI SEASON』の未発表曲や別テイクやインスト・トラックとのことで、なんか聞いたことあるなと思ったら聞いたことあるやつでした。
 徹底的な再現感が面白く、現代的な視点を入れない(入っているように感じさせない)のが凄いです。とはいってもここまで濃いのものは実際無いので難しいところなんですが、自我を出さない(?)作り込みこそEl Michels Affair印な気がしています。

Roots to Petals / Astrid Engberg

 2020年のアルバム『Tulpa』が滅茶苦茶良かったデンマークのジャズ・シンガーの新曲。エレクトロ的な浮遊感とジャジーな軽やかさの混ざり方が今回も素晴らしく、これがUKだともったりしちゃうこと多いのになぁ、とカッコ良いです。
 低音がチューバというのも面白く、ブレイクビーツ風になりそうで、現代ジャズ的なバランス感が上手く活きていると思ってます。
 2022年にアルバム出すとのこと。

Maquishti Prismatic / Patricia Brennan & Arktureye

 ニューヨーク拠点のヴィブラフォン奏者/作曲家のPatricia Brennanとパーカッショニスト/ターンテーブリストArktureyeのコラボ曲。Patricia Brennanは2021年1月15日にソロデビュー作『Maquishti』をリリースしています。それはアンビエント/ポストクラシカルという印象だったのですが、こちらはゴリゴリのエクスペリメンタル。
 グリッチ的なリズムとヴィブラフォンの音色の相性が素晴らしく、ある意味サイン波みたいに聞こえるヴィブラフォンの良さが出ています。即興演奏特有の演奏がひたすら不穏な上物に聞こえ、尖ったリズムと相まって、どこにも着地させない変なダンスミュージック→実験音楽になっています。このまままるっと作品出して欲しい。後半からの高速で動くヴィブラフォンがバグった機械のように聞こえるのが好きです。

GUETO ELEGANCE / BADSISTA

 サンパウロ拠点のMC兼プロデューサー兼DJ、BADSISTAがアルバム『GUETO ELEGANCE』を2021年11月26日にリリース。バイリファンキもルーツの一つに入っているであろう(bcのタグだとdancehallも入ってますね)、治安の悪い地域の音とリズムが滅茶苦茶カッコ良いです。攻め攻めダンスミュージック。

Vem Cavalgando - Pok Pok na Xoxota  / Mc Nem Jm, DJ GHR

 というわけでバイリファンキも。情緒の無い攻撃性がカッコ良いです。

BLKSND / Sam Gendel

 今年リリースし過ぎSam Gendel、2021年12月8日にローランドの
ウインドシンセあるエアロフォンを使用したアルバム『AE​-​30』をリリースとのこと。先行公開曲のこちらは思いっきりエレクトロですが、トレーラー観るとサックスっぽい音を使った曲もありそうです。
 どの楽器を使ってもどれもSam Gendelっぽいと思わせるのは、プレイヤーとしては理想ですね。ウインドシンセってどうしても色物になりがちな印象なので、このアルバム期待!

2gether / Mura Masa

 Mura Masa がニューシングル「2gether」をリリース!来年リリースを予定しているサード・アルバムからのファースト・シングルとのこと。
 凝っている感わかりつつ、結構直球にチャラめ曲だなと思ってしまいました。クラブカルチャー感の少なさというか、いや、単純にデカ箱系ということなのか?ギリギリクラブカルチャーっぽい雰囲気あるのがMura Masaというイメージもあったので、なんか全然そういう印象を感じなかったのが面白かったです。これは僕の基準がずれてきている気もするので、それを把握する意味も含めて、とりあえず第二弾以降の曲が楽しみ。

Sober / Quinn Oulton

 サウンロンドン拠点のシンガー/プロデューサーQuinn Oultonの新曲。サックスも本人が吹いているんですね。宅録的な質感なんですが、それに大してリズムはエレクトロな音で、音の太さというか重心の低さが良かったです。リズムだけ乾いた感じだからエモくなってもバランス取れているというか?


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