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Diary (Playlist) 2022/10/1

(ほぼ)毎週10曲更新予定。コメント短めでプレイリストメインです。
最後にプレイリスト貼ってます。

U Already Know / Kiefer & Braxton Cook

 鍵盤奏者/プロデューサーKieferとサックス奏者/ボーカルのBraxton Cookがコラボシングル『U Already Know』を2022/9/28にリリース。Kieferのトラックの上でBraxton Cookが歌うのかなと思ったら、久々(?)にサックス吹きまくりです。Kieferもいつものローファイヒップホップ感より、もう少しビートミュージック的というか、やや硬質なリズムが良いですね。
 ジャズ感ありつつもループの気持ちよさもあって、プレイヤー的になりすぎていない、良い意味でセンスの良いビート作という感じです。個人的にはアルバム、せめてEPは作って欲しいくらいの良いコラボですね。

Fever / Mansur Brown

 UKのギタリスト/マルチ奏者Mansur BrownがEP『NAQI Vol​.​1』を2022/9/30にリリース。エレクトロなビートが全面に出たALで、その意味ではTheon Crossの最近の作品とも近いとも言えるんですが、もっとダブステップとかエレクトロとかそっちの暗めでじめっと硬質な世界観の作品です。
 (わかりやすい)ジャズ感は少なめで、その意味ではUKジャズとしてもかなり特殊なポジションの作品なんじゃないかと。エレクトロなリズムに対し繊細なギターが絡む曲になっています。ただ演奏は流石に上手いし、演奏の活かし方も素晴らしく、エレクトロ方面のTom Misch的なくらいの良さを感じてます。正直まだ掴みかねているところありつつ、面白い作品であるのは間違い無いですね。

Ghost - Injury Reserve Remix / Body Meat

 Body Meatの2021年作『Year Year Of The Orc』収録曲をヒップホップ・トリオInjury ReserveがRemix。原曲はLaraajiが参加した(あえていうなら)アンビエントR&B的な曲なんですが、それをhyperpopというか異様な切り刻みエディットでremixしてます。
 踊れないダンスミュージックでカッコ良いです。踊れないの大切ですね。

Real Lean / Dominic Voz

 USのアーティストDominic VozがAL『Right To The City』を2022/9/30にリリース。キラキラとした音色が印象的なエレクトロ・ダンスミュージック。ちょっとビートミュージック的な雰囲気もあるんですが、ヒップホップ的なローファイさが無いのが面白く、ずっと解像度高いのが良いですね。ちょっとしたメディテーションみも感じてます。

Soul in Orbit / Muta

 コロラド州拠点のビートメイカーMutaがAL『Make Shapes』を2022/9/29にリリース。改めて聞くと曲のローファイさが、ヒップホップ以外にちょっとUKエレクトロ的なニュアンスも入っていて、それが独自の音像になっている気がします。生音を使用した凛とした(?)世界観と、ダンサブルなリズムの絡みが気持ち良いです。

Flying Together / Nate Mercereau

 シンセ・ギター/マルチ奏者のNate Mercereauがシングルをリリース。ライブ録音のようで、参加メンバーはNate Mercereau - Guitar Synthesizer, Sampler、Josh Johnson - Alto Saxophone and Effects、Carlos Niño - Percussionの3名。
 アンビエント×即興という感じで、調和的なアンサンブルが素晴らしいです。8分あっという間!

Dont Blame on I / Jofes SkillzMen

 アブストラクトなダブ・アーティストJofes SkillzMenが新曲リリース。かなり多作&どれもカオスで面白いんですが、今回は久々に色々な人に勧めたい聞き心地の良い(?)カオスです。コード楽器がないゆえに、やりたい放題なダブも問題なく楽しむことが出来、洞窟で行われる変な祭りに巻き込まれてしまったような気持ちを味わうことが出来ます。

Angel in Disguise / Charlotte Dos Santos

 現在はNY拠点で活動するシンガーCharlotte Dos SantosがAL『Morfo』を2022/10/14にリリース&先行曲公開。曲調的にはむしろUKっぽい(Brownwoods感ある)ですね。
 いわゆる「ジャズを経由したポップス」なんですが、音の抜き具合がモダンでカッコ良いです。身体性というより細かく気が利いている演奏という感じで、なんとなくそこもUKっぽい?AL楽しみです。

I'm Dancing / Shabason & Krgovich

 Shabason & Krgovichの2022/10/7にリリースのAL『At Scaramouche』より先行曲。80sな質感なんですが、そのシンセのテクスチャーが最高にチルアウト・ポップス。ドリーミーというか、ポスト・モダン建築の中というか、微妙に無機質な感じが気持ち良いですね。中間部に一瞬入るピアノソロがめちゃくちゃ渋くて好きです。

Bad Habit - Sped Up / Steve Lacy

 スクリュー楽しいと言っていたら、まさかこんなものが!Steve Lacyが2022年作『Gemini Rights』収録曲をスピードアップしてリリース。低音もちょっとスカッとなっているんですが、なんかそこ含めてすごいモダン。スクリューではなくて今後はこっちなのか?
 これを聞いた後原曲を聞くと、滅茶苦茶スクリューに聞こえるのも楽しいところです。


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