Diary (Playlist) 2023/6/16
What's Up My G / Asake
ナイジェリアのアフロビーツのシンガーAsakeがAL『Work Work Of Art』を2023/6/15にリリース。メジャーな音かつ尖っている、というバランスがここらへんの面白さだと思うんですが、Asakeはリズムパターンはもちろん音響もちょっとトリッキーで良いですね。多人数コーラスの破壊力を余すことなく使っているように思います。空間広いけどメインボーカルだけしっかり近いのがやっぱり面白いしカッコ良いです。
Bob_James / Antero Sievert, Daru Jones
ピアニストAntero SievertとドラマーDaru Jonesのコラボ曲。Discogsで見るとリリースは2019年で、今配信開始したっぽい?大きな展開なく、ある意味だらだらとビートを刻み続ける曲なんですが、聞いているうちにちょっとしたよれがむしろクセになっていく感じが面白いです。
Daru Jones、音色もですが演奏もこういうローファイ、人力ゆえの危うさがある方が好きなんですよね。これ系でどんどんリリースして欲しい。
Witchcraft / King Gizzard & The Lizard Wizard
メルボルンのサイケバンドKing Gizzard & The Lizard WizardがメタルAL『PetroDragonic Apocalypse; or, Dawn of Eternal Night: An Annihilation of Planet Earth and the Beginning of Merciless Damnation』を2023/6/16にリリース。程よい軽さが良いとか、作風に対し音響はいつもと近い所がバンドとしての統一感となっていて良いとかあるんですが、何よりも楽しそうな所が一番良いです。ケレン味や戦略というより、楽しいし曲出来ちゃったからやっている感じ。
スポーティーでマッチョな方向にもなりそうなんですが、ちゃんとサイケ感、正しくいうと「笑って楽しい」方向になっているのが素晴らしいですね。
No End / Tony Allen, Adrian Younge, Ali Shaheed Muhammad
JID新作はTony Allen!!『Tony Allen JID018』が2023/7/7にリリース&先行曲公開。JIDといえばな音の良さが素晴らしく、生々しいドラムの質感がカッコ良いです。ひたすらミニマルな曲だけど、むしろ全然聞けるのがTony Allenマジックだなと思います。ドラム本当に素晴らしい。
Fault Lines / Redinho
UKのマルチ奏者RedinhoがAL『1-800-SUC-CESS』を2023/6/16にリリース。古いAKAIサンプラーを使用して、すべてをカセットテープに録音した作品とのこと。こもった音が気持ち良いエレクトロです。
シンプルな展開ながらどの音も破壊力がしっかりあって、なんだかずっと聞ける良いALでした。
ANIMESH ANIMESH / Roban Singh, OSHAN, Choker
なんかAIで作った的な怪しい音源の気がする……。しかし全然踊れない4つ打ちが不穏で(個人的には)最高です。すぐ止まっちゃう展開、怖くて良いですね。
Little Things - Nia Archives Remix / Jorja Smith
Jorja Smithのシングル曲をNia ArchivesがドラムンRemix!基本ドラムと声、みたいなシンプルな作りがカッコ良いです。パターンも複雑なわけではないんですが、ピッチの変化などでバリエーション出していて上手い……!
Bye / corto.alto
トロンボーン奏者率いるグラスゴーのバンドcorto.altoの新曲。前は現代ジャズっぽいところをやっていたんですが、エレクトロ要素も入ってカッコ良くなっています。エレクトロのグリッチ感をジャズの共通点を見つけたみたいな曲で、細かいフレーズを入れられるテクニックとエレクトロのエッジーさがうまく混ざってカッコ良いです。
Can't Fix A Broken Heart / DJ BORING
ローファイ・ハウスといえばなDJ BORINGの新曲。フロアの匿名性に向かっていくような作風が好きだったんですが、今回もそんな明るくない場所で聞く感じがカッコ良いです。
Sex Drive / Cakes Da Killa
ラップ・アーティストCakes Da Killa新曲。ダンサブルなビート×ヒップホップで、Cakes Da Killaの本領発揮という感じです。
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