Diary (Playlist) 2022/9/16

（ほぼ）毎週10曲更新予定。コメント短めでプレイリストメインです。
最後にプレイリスト貼ってます。

Washed Away / Kelela

　Kelelaが4年ぶりの新曲を発表。思いっきりアンビエントです。アンビエントとR&Bの融合ではあるんですが、「音の気持ちよさを取り入れた」とかの軟着陸（それはそれで良いんですが）にはなっていなく、アンビエントの実験性がそのままん残っている≒ポップス感がごそっと無いのが面白いです。ALだとイントロ兼ねているインタールード曲みたいな風に聞こえそうな気もしつつ、というかそもそもAL出すのか？などなど今後の展開に期待。

ORIGINAL SUN / Taylor McFerrin

　こちらも約2年ぶり？Taylor McFerrinが新曲ORIGINAL SUNをリリース。EP扱いでもう一曲同時にリリースしています。
　昔だとビートミュージック×エレクトロという感じの印象だったんですが、今聞くとエレクトロの要素がアンビエントやメディテーション方面に聞こえますね。快楽性の高い音色の浮遊感がビートが入っても全く損なわれていないのが素晴らしいです。AL出してくれないものか。

Stay (Feat. JID) / Little Dragon

　Little DragonがEP『Opening The Door』を2022/9/16にリリース。細かな展開の丁寧さが素晴らしく、バンド的でありながらちゃんとダンスミュージックのミニマルさも感じさせるバランスがすごいですね。そしてJIDのラップが良い！このラップを聞くために何度も再生してます。

Breevin' / Butcher Brown

　Butcher BrownがビッグバンドR4ND4ZZO BIGB4NDを招き、Tenshuのラップを中心にしたAL『Butcher Brown Presents Triple Trey featuring Tennishu and R4ND4ZZO BIGB4ND』を2022/9/16にリリース。今回はかなりヒップホップ寄りの演奏となっており、Butcher Brownの演奏が良過ぎて笑います。

Wish / Blood Orange

　Blood OrangeがEP『Four Songs』を2022/9/16にリリース。宅録感あるけれど上質という不思議なバランスがカッコ良いです。さすがDev Hynes。
　全体的には80sっぽいし、宅録っぽいし、今のインディっぽい感じなんですが、絶妙にスケール感があるんですね。ちゃんと広いところで流れる質感というか。80sのキラキラペナペナ感とも、インディローファイ感とも違う形のサウンドで、これはなんなのだろうか。聞き込みたいです。

Kiss U / Ela Minus & DJ Python

　Ela MinusとDJ Pythonがコラボ作『♡ EP』を2022/9/16にリリース。きらりとした輝きありつつ、えぐみは絶対に出さないというか、全体的に力まずチルアウトな感じが良いです。心地よく聞くことのできるポップで実験的なエレクトロ。

Bethlehem (Glimpse) / Laraaji

　Laraajiの1978年リリースの1st『Celestial Vibration』収録曲「Bethlehem」一部なんですかね？とりあえず2022/9/14に配信開始してます。（多分）原曲は24分あるんですが、こちらは6分弱とそれなりにコンパクト。浮遊感系の極楽アンビエントです。

Antioxidant Shower / Tenka

　冥丁の新プロジェクトTenkaがAL『Hydration』を2022/9/14にリリース。鳴った瞬間その場の空気が変わるアンビエントです。濃密さと空気感を兼ね備えた音が素晴らしく、音響だけど温度とか湿度とかにも影響与えそうな感じが素晴らしいですね。自然っぽい音が多いのもそういう印象の理由かも？

Reflection / 広瀬豊

　広瀬豊が未発表音源をまとめたAL『Trace: Sound Design Works 1986-1989』をリリース。1986年のAL『Nova』のリリース後の1986～1989年に作成した音源とのこと。
　どう聞いても新譜なのが面白いですね。シンセのハイファイなサウンドの煌めきの解像度の高さがモダンで気持ち良いです。スピーカーそのものを鳴らす感覚と、その音が鳴っている空間を作る感覚のバランスが今っぽく聴こえる理由な気がします。ちゃんと良いスピーカーで聞きたい作品集です。

Na Posição de Tomar Enquadro / DJ Kleytinho, Mc BNÉ

　久々のバイレファンキです。音のローファイさはもうバイレファンキ的にはある程度おなじみになったはずだったんですが、これは音階もバグってます。一人学級崩壊みたいな感じで素晴らしかったです。狙っていたらすごいし、狙っていなくてもすごいと思える、ザ・混沌でした。