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Diary (Playlist) 2022/12/9
Voyage / Gas Lab
ブエノスアイレスのプロデューサーGas Labの新曲。「チル」の元にある程度一辺倒かと思っていたローファイヒップホップ系なんですが、掘り出すと当たり前ながら色々な方向あって楽しいです。こちらはかなり快楽重視のサウンドで、少しASMR的な聴覚の気持ちよさもイメージしている音作りがカッコ良い。
リードのほどほどな音の小ささなど生演奏ではいけなそうなバランスで、ビートメイカーだからこそ出来る良さだなと思います。サウンド全体が引き合うことで成り立つ良さというか。
Control Theory / Swansea Skag
オハイオの(多分)SSWであるSwansea Skagの新曲。「James Blake, Oasis, The Strokesに影響を受けた」とのことですが、聴くと結構わかるのが面白いです。バンド由来の宅録っぽい質感に、少しエレクトロ的なニュアンスの入れ方が気持ち良い。
曲が短く、基本的に一回通ったら終わりみたいな構成。逆に今までのABサビABサビみたいな構成ってある種ライブ的な高揚感前提で、単純な曲として考えたら好きなら2回聴けば良いし、みたいな話でもあるんですよね(まぁ良い箇所をたくさんやりたいという気持ちもあるので、こうざっくり言うものでもないんですが。あと歌詞的な話もあるしね)。という意味で、宅録だから出来ているアプローチなのか?練られていないわけではなく、むしろ細かな展開は結構多い、極限までソリッドになっているアレンジが良かったです。
Dream On, Dreamer / Hezza Fezza
ワシントンのSSWであるHezza Fezzaの新曲。個人的に推しのプロデューサー10.4 Rogが参加。パッと聴くとストレートなソウルバラードという感じなんですが、歌の力だけで押し切ろうとしていないというか、微妙にずらしている感じの音像が楽しいです。後半の感じも良い。
Windows / Leland Whitty
BBNGのサックス/マルチ奏者Leland WhittyがAL『Anyhow』を2022/12/9にリリース。生々しいと同時に作曲というかサウンドメイクが目立つ曲がカッコ良いです。架空のサントラ感もあるんですが、なんとなくそういう落とし所は狙っていない、もうちょっと音楽というかリスニング寄りな着地をしているのが良いですね。
ありそうでなかった、あるいは今から作られていくスピリチュアル・ジャズという感じもあります。
How I'm Feeling (The Orielles Remix) / Peaness
UKのバンドPeanessの楽曲をThe Oriellesがremix。元はインディなサウンドなんですが、ボーカルも変調し軽やかなドラムンベースになっています。
センスの良さを見せてくるような感じです。個人的に低音が弱いのがポイントで、クラブミュージックだけどハードコアじゃないというか、アンダーグラウンド過ぎないというか?この感覚掴んで行きたいですね。
floating Trio Part 3 011622 / Photay with Carlos Niño
Photay with Carlos Niñoとして、2022/10/14にリリースされたAL『An Offering』の続編とも言えるAL『More Offerings』が2022/12/9にリリース。ダンスミュージックとアンビエント、エレクトロと即興演奏、と対立しそうなものを自然に聞かせるのが面白いです。
特にこの曲のビートの聞かせ方が面白く、いわゆる踊らなくても良いけど踊ってもいけそう系なんですが、結果ちょっとレイヴとか祭りとも近い雰囲気が出ているのが良いですね。ここ起点に色々なものを再度評価していけそうな強さを感じました。
Under Earth : Expansion / Greg Spero
ドラムはMakaya McCraven、Chicago ExperimentというかGreg Speroの新曲リリース。ジャケにChicago Experiment Revistedと書いてあるから、第二弾的なことなんですかね。
多分Makaya McCraven効果だと思うんですが、ジャムバンド的な腕力を感じるのが良いです。最終的には肉体的な強さというか?とはいえそこに理性的な雰囲気も漂わせられるところが彼らの面白さだし、別の言い方をすると上記のCarlos Niñoに対し、あまりスピリチュアル感も無いのが特徴かもしれないですね(シーン的には分かれているわけでは無いんですが)。
Drink Wisdom / Salamanda
韓国のエレクトロデュオSalamandaの新曲。極楽アンビエント。
honeybee emoji (feat. Macie Stewart, Ben LaMar Gay, Teddy Rankin-Parker, Emma Hospelhorn, Brian Deck & Nick Harris) / Young Man in a Hurry
(多分)シカゴのバンドYoung Man in a Hurryの新曲。emojiの第十弾。コルネット奏者Ben LaMar Gay流れで今回初知り。
なんだかよくわからないけれど滅茶苦茶良かったです。音が好き勝手に動いていく感じが気持ち良い。
Angels in the Architecture / Jimi Greene
昔Daru Jonesとのコラボで知ったナッシュビルのギタリストJimi Greeneの新曲。ローファイビート系のインスト曲なんですが、演奏中心だからこそ出来たであろうだらっと具合が気持ちよかったです。レイドバックというよりは、溶ける寸前を狙う感じ。
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