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Diary (Playlist) 2022/4/22

(ほぼ)毎週10曲更新予定。コメント短めでプレイリストメインです。
最後にプレイリスト貼ってます。

THE BOSS / TIGRIS

 テルアビブのバンドTIGRISがRaw Tapesより新作『HOP HOP』を2022/4/22にリリース。エチオピアのファンクやジャズに影響を受けているようで、メロディのさわやかな明るさが最高です。
 Khruangbinなどのインディーズ・ソウル的な文脈に置かれそうで、良い意味でのわちゃわちゃ感が独自色を出していて好きです。ファンクやファンクからはみ出ている要素の面白みをしっかり見せつけてくれます。チルというよりもサイケでカラフルなアッパーさもカッコ良く、ライブ滅茶苦茶良さそう。

Soul / James Alexander Bright

 UKのマルチ奏者James Alexander Brightの新曲。宅録的なローファイな質感とファンクやソウルに影響を受けたリズム、そしてインディ的なサイケ感が魅力だったんですが、この新曲はまさに直球全盛。
 生々しいサウンドとDAW的なエディット感の混ぜ方が面白く、普通演奏感減ったりして嫌味になりそうなんですが、上手く脳内世界そのまま見せているような密室的な良さを感じます。シンセのローファイ感が良いのか、リズムの感じが絶妙なのか、あるいはファンクベースに見えて曲メロ自体は結構エレクトロというのが良いのか、このバランスぜひ解き明かしたいですね。

Blast Off / Brandon Coleman

 Kamasi Washingtonのバンドにも参加する鍵盤奏者Brandon ColemanがBrainfeederより新作『Interstellar Black Space』を2022/5/20にリリース&先行曲公開。激ファンキーなエレクトロファンク。
 全パートフルパワーな感じが良いですね。キラキラなシンセに動きまくるシンベ、オラオラなリズムとムキムキだからこそのタイト感があります。
 ジャズ・ミュージシャンとしてここまでアッパーなファンクの歌もの作るのって中々珍しいと思うんですが、それをカッコ良いものとしてちゃんとプレゼンするレーベルとしてBrainfeederあるんだなと思いました。

Addicting Game / MAXN & Jon GK

 LA拠点の鍵盤奏者/SSWであるMAXNと同じくLA拠点のシンガーJon GKによる新曲。二人での曲は2曲目で、のちにEPとかALとかあるんでしょうか?
 快晴爽やかAORという感じです。リズムが軽いんですがまったくチープに聞こえず、むしろこの軽快さこそ最高だよね、と思えますね!後半の鍵盤ソロの弾き倒す感じも滅茶苦茶良い!

alright / Yaya Bey

 2022/6/17に新作『Remember Your North Star』をリリース予定のYaya Bey、先行曲第二弾。個人的にヒップホップベースにソウルをやる(あるいはその逆)直球ネオソウル感を見ています。カッコ良い。

Kepler-22b / King Gizzard & The Lizard Wizard

 コーチェラの配信が無くて本当に悲しかったことKing Gizzard & The Lizard Wizard、2022/4/22に新作『Omnium Gatherum』をリリース。
 wikiに信じられないくらい情報あるんですが、重要なこととしては「COVID-19のパンデミック以後、最初のスタジオレコーディング作」「これまでで最も長いスタジオアルバム」「「少なくともしばらくの間、音楽の書き方と録音方法を変えようとしている」という彼らのキャリアの「ターニングポイント」作であると発表」というところでしょうか。
 今までも曲調は幅広いながらALごとにそれなりにまとまっていた印象だったんですが、本作は曲ごとにかなりバラバラ。ただそれをサイケと押し切れるところ、そして何よりもどの方面でもクオリティが高いところがKing Gizzard & The Lizard Wizardの凄さでしょう。

Black Astronauts (feat. Lil B) / Unexplained Aerial Phenomenon

 エレクトロデュオPioneer 11とラッパーBryson The Alienによる3人組ユニットUnexplained Aerial PhenomenonによるLil Bを招いた新曲。詳細よくわかってないんですが、極楽サイケトラップで最高。快楽重視で多幸感盛り盛りなビートに、デロデロで絡むラップが素晴らしいです。

Morning Glory Waltz / Green-House

 Green-HouseがEP『Solar Editions』を2022/4/22にリリース。極楽アンビエント/プラントミュージック。先行曲である「Produce Aisle」はニューエイジっぽかったんですが、全体としては初期電子音楽的なほっこりアンビエントです。
 メロディをがっつり弾きながらも激チルを保つのが良いですね。

Alhoria / Hama

 2022/6/10にリリースされるサヘル地域のコンピ『Music From Saharan WhatsApp』よりニジェール共和国のマルチ奏者/作曲家Hamaの曲が先行曲として公開。
 ライブ録音なのか?爆音シンセなローファイなエレクトロ作で、何がサイケかといえば存在そのものと思える強さが良いです。

Out of Time (KAYTRANADA Remix) / The Weeknd

 The Weekndの新作『Dawn FM』収録曲「Out Of Time」のKAYTRANADAによるremix。『Dawn FM』には正直全然ハマれなかったんですが、これは良かったです。
 多分The Weekndのケレン味をKAYTRANADAがハウスフォーマットに落とし込むことで、良いサンプリングネタみたいなバランスになったからだと思います。80sな年代感をやる意味(というかそこにある邪悪な雰囲気と、その上で結局ベタなのが好きという軽薄さに浸る感じとか。ネタですよ、って直球なことやっているように見えるんですけど、いやー、これは自分の見方がこじれているだけな気もするな。)がもやりとしていたんですが、サンプリングの中であれば、別に現代性とか関係なく、メロディの良さで聞けるというか?
 など言いつつ、そもそもKAYTRANADAが大好きなので、それだけという説も。


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