Diary (Playlist) 2023/4/22

VEEMARKT (feat. Sun​-​Mi Hong) / Petter Eldh

　ベーシストPetter Eldhの新曲。記載ないけれど多分ドラマーをfeat.する"Projekt Drums"のシリーズですかね。今回はアムステルダム拠点のドラマーSun​-​Mi Hongを招いています。
　ポリリズミックというか、時間が伸縮するような感覚が気持ち良いです。リズム中心でありながら、それをメロディにも落とし込んでいるのが面白く、ビートが凄いだけにさせないアレンジが素晴らしいですね。極めて変態的ながら意外にポップにまとまっています。
　大所帯だと思いきや、参加はドラムのSun​-​Mi Hong以外に3人。FluteとAlto FluteとPiccoloでKetija Ringa Karahona、Tenor SaxophoneでOtis Sandsjö、そしてPetter EldhがMPCとSynth BassとMellotronにGuitar、さらにMoog Grandmotherと大活躍です。ライブ感あるけれど多重録音で成立しているんですね。

Mountains High / Joanna Sternberg

　USのSSWJoanna SternbergがAL『I've Got Me』を2023/6/30にリリース&先行曲第2弾。ピアノ弾き語りです。良い。

Entrope Nestled / Tilo Weber

　ドイツ拠点のドラマーTilo WeberがAL『Tesserae』を2023/4/21にリリース。基本鍵盤でElias Stemeseder、ベースでPetter Eldhのトリオ編成で、一部の曲で管楽器などが参加しています。
　harpsichordの響きが面白く、全く音が埋まらない軽さがエレクトロニカっぽいんですよね。曲自体はざっくりと現代ジャズ的なんですが、楽器のチョイスにより不思議な軽やかさが出ていて面白いです。リズミカルだけれど非エモショーナルな感じがクールでカッコ良い。

Foreword / Alfa Mist

　UKの鍵盤奏者Alfa MistがAL『Variable』を2023/4/21にリリース。ミックスにちょっとした違和感があったんですが、Alfa Mist本人が行っていると知って納得。解像度や生々しさよりも音楽性を重視したような、重心低めを目指したミックスとなっています。ある意味サンプリングっぽいし、レコードから鳴っているっぽい（非ライブ感な）音ですね。
　バンド全体がエモーショナルになる瞬間ありつつ、そこでも盛り上がり過ぎないように聞こえさせたい感じが良かったです。アーティスティックなベクトルというか。ビートがUKエレクトロ的になっても上滑りしない感じが良いですね。

L.F.O. (feat. Sampha & George Riley) / SBTRKT

　SBTRKT、7年振りのAL『THE RAT ROAD』を2023/5/5にリリース&先行曲第4弾。「かつてインディとエレクトロが混ざり合っていた、あの時期が続いていたら」な音に聞こえて（僕が勝手に）泣けます。それこそJai Paulの時代ってそうでしたよね。
　シンセのサウンドも現代的な快楽性あるんですが、同時にインディらしい内省的なサウンドでもあってカッコ良いです。

Her / Tuesday Beach Club

　韓国のバンドTuesday Beach Clubの新曲。90s-00sの雰囲気というか、コバタケ感というか。仄暗さが良いです。

20200817 Proud True Toyota / Mac DeMarco

　Mac DeMarcoが199曲入りの未発表音源のコレクション『One Wayne G』を2023/4/21にリリース。約9時間半。まだ全然聞けてませんが、インスト曲も多く、聴いていて楽しいです。

Reflecting on the Infinite / Deep Magic

　Alex GrayによるプロジェクトDeep Magicの新曲。染み渡る系アンビエント。ディープに鳴る音が滅茶苦茶気持ち良いです。

the craft - Mv1 / Michal Turtle

　マルチ奏者Michal Turtleの新作？未発表曲集？『dreaming aloud』が2023/4/21にリリース。ニューエイジ/バレアリックなノリがカッコ良いです。シリアスにまとまりそうな中にたまに見える遊び心が良い感じ。どんな場面でも対応できそうな懐の深さが良いですね。

Submersion / Laraaji & Kramer

　LaraajiとKramerがコラボ作『Baptismal』を2023/6/2にリリース&先行曲こ公開。約21分間のディープアンビエント。Laraajiらしからぬ（？）ストイックさが良いです。