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Diary (Playlist) 2023/3/11

partygatorresurrection (feat. Open Mike Eagle, me oh myriorama, Montaigne, Low Growl, bb tombo) / Temps

 ”Temps is a 40-strong international music collective, consisting of artists across multiple genres, fronted by a cartoon alligator.”ことTempsがAL『PARTY GATOR PURGATORY』を2023/5/19にリリース&先行曲公開第三弾。ヒップホップという形でまとまるエクスペリメンタルで、複数のボーカルが飛び交う実験的な音像がカッコ良いです。
 以前の曲でも思いましたが、音像はカラフルだしサイケなんですが、意外なほどポップな印象に着地するのが面白いですね。

Post / Ivan Ave

 Ivan Aveが4th AL『All Season Gear』を2023/3/10にリリース。vaporというか、溶けていくような質感が魅力のヒップホップ。この感じでドラムがエレクトロなのが面白く、80s感というかフュージョン感というかAOR感というか、モヤのかかった幻想的なメロウさが滅茶苦茶カッコ良いです。
 他の曲ではMndsgnやSasacも参加しています。個人的にはSasac曲がひたすら良いので是非。

If It's Magic / Brandee Younger

 ハープ奏者Brandee YoungerがプロデューサーにMakaya McCravenを招いたAL『BRAND NEW LIFE』を2023/4/7にリリース&先行曲公開。あまりにも美しい音色&旋律に一歩間違えたらイージーリスニング的にもなりそうなんですが、そこにはいかないバランス感が良いです。

Sundown / Eddie Chacon

 個人的優勝曲。Eddie Chaconの新曲。現代のニューエイジ的なニュアンスを残しつつも生演奏をどういれるか、の滅茶苦茶練られた回答かなと思いました。ドラムのパターンの繊細さもそうですがフィルをやらない所が絶妙で、ドラムのパワー使いつつ、パーカッション的な軽やかさで着地させているのが最高ですね。

Ready To Ball / Kassa Overall

 Kassa OverallがWarp Recordsとの契約を発表&新曲リリース。ビートが忙しなく止まる進むかなり実験的なトラックです。綺麗にまとめているというよりも、むしろうまく繋がっていなさが不思議な魅力になっているのが面白いですね。

on the pisces moon / Yaya Bey

 Yaya Beyがレゲエな新曲をリリース。トラックはレゲエですが歌が全然そっちじゃないのが良いですね。

I've Got Me / Joanna Sternberg

 SSWのJoanna SternbergがAL『I've Got Me』を2023/7/30にリリース&先行曲公開。歌詞を見るとセルフケアっぽいし辛い現実という感じでもあるんですが、そのリアリティと歌になることによる救いが声と演奏に溢れ出ていて滅茶苦茶良いです。

Easting Last  Year's Apple in July / Nicholas Krgovich

 昨年Shabason & Krgovich名義でリリースした『At Scaramouche』も素晴らしかったカナダのSSWであるNicholas KrgovichがAL『Ducks』を2023/3/10にリリース。枯れまくっている様がチャーミングな歌もの。盛りすぎない&歌のナチュラルなよれなどを活かしたアレンジが良いです。

Abyss / Odeeno

 イタリアのビートメイカーOdeenoの新曲。ピアノの音だとわかりつつ、現実ではありえないほどコンプでグニャグニャになっている感じが良いです。ミニマルでシンプルな強さがカッコ良い。

Glorious Game / El Michels Affair & Black Thought

 El Michels AffairとBlack Thoughtがコラボ作『Glorious Game』を2023/4/14にリリース&先行曲公開。Black ThoughtはThe Rootsだし生音との相性はむしろ馴染んでいるはずなのにどこか新しく聞こえると思ったら、多分The Rootsになかったサイケ要素が満載なのが新鮮に聞こえるんですね。ヒップホップでありがっつりサイケ曲になっています。


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