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団地コミュニティ「団地ヨガ」の心地良さと効果①



「団地ヨガ」が今年最終日だった。
2023年6月に団地に引っ越して来て、足もどんどん悪くなり行動範囲も限られる中で、なるべく参加したい、と優先順位を上げできた時間、コミュニティだ。

なぜそんなに大事だったのか。
以前よりヨガはゆるりと続けていて自分のカラダのために継続したく、限りなく近くがいいと思ったのが入るきっかけだったが、いざ入ってみると自分にとっては、とても豊かな時間だからだ。

この団地ヨガは私が引っ越す直前の2023年5月から始まった。団地内に店を開く牛乳屋さんのオーナーが団地のコミュニティの薄さを懸念して開いてくれたという。団地内各戸に配られる「自治会ニュース」で参加者募集、土曜日午前月2回、1回500円という破格(現在1000円)。団地内の集会所で開かれる。
(この集会所という場の価値を日々実感してるのでまた改めて記したい!)
超高齢化社会の典型である昭和団地だから、参加者も年配の方が殆ど。私と同世代の、子育てを終えたような方もちらほらいらっしゃる。

年配者向けということもあり、ヨガもストレッチに近い、無理のないとてもゆるいものだ。
そこで私が心地よいと最も感じる瞬間は、ヨガの最中でも人の声が聴こえてくることだ。
例えば四つん這いになって足を手のほうに持って行く時に「よいしょっ」という声が聴こえてきてみんなであははと笑ったり、「お腹の肉が邪魔するー」という声が聴こえてきたり。私も全く同じなのでうんうん、と笑ってしまう。

前の居住地の区民センターで開かれているヨガもいくつか通ったが、ひととおり静かにやって、おわったらお疲れ様でした、と挨拶だけして会話もあまりなく「カラダを整える」だけのためのものだった。
今のヨガは、整えるヨガとしては少し物足りない部分もあるけれど、気取らず、人間らしく、心地よいのだ。自分自身も平日の仕事の顔の「鎧」をとり、オフへのスイッチともなるし、優しさに包まれるような安心感を得る。

これは団地だから、ではなく、女性同士、年配同士の朗らかさで、どこにでもある風景であるけれど、「ご近所さん」「同じ団地の仲間」という気持ちが影響しているように感じてならない。
何より私自身が、同じヨガの場であっても、「同じ団地仲間」と「この時間を大事にしたい、楽しくすごいしたい」と意識が変わり、大切に思っているからだとおもう。

同じ建物に住み、経済感覚も似ていて共通項も多く、比較的コミュニティが生まれやすい団地やマンションであっても、子育て時期ならともかく、出会いの場、集まる場がないとつながりは生まれにくい。その実証実験の現場に参加しているともいえ、楽しみながら考察していきたい(自分が楽しんでいるのが第一です)




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