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リズムの枯渇

最近、文章が書きにくい。おそらく「リズム」の問題だろう。

私は文章を書くとき、自分の中にリズムみたいなものがあって、それにのせて書いている。実を言うと内容とか論は二の次で、文章の調子の座りが良いところを目指している気がする。

リズムの不足はおそらく、読書の不足によるものだ。単純に今、全くと言っていいほど読書をしていない。読む、といっても、他人の書いた文章を読まないとダメだ。自分の文章ばかり読んでると、リズムが枯渇してしまう。

田中慎弥さんは昔、母校の講演会で、文章を書くために必要なのは「毎日書くことと毎日読むこと」だと言ったという。なるほど。今考えるととても納得がいく。

私の場合、年末年始、出勤していなかったことも影響している気がする。家族との会話ではなく、業務上で会う人たちとやり取りをすること。他人に理解してもらえるように、自分の考えを声に出して説明すること。

なんだ。関係ないと思っていた仕事も、書くことに繋がっているのか。

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