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初めての出産。助産師さんとの出会い

昨日からnoteを始めたら、なんと巣立っていった長女も昨日からnoteを始めていたらしい。親子ってなんだかなぁ。

さて、noteでは子育てのことを中心に思いついたことを、時系列はあまり気にせずゆるっと書こうと思っています。

ウチは結婚当初、海老名に住んでいて、3Kの小さな一軒家に、4頭の猫と同居していた。長女の妊娠が分かった時、自宅出産を希望していた私は、いろんな人からお叱りを受けた。「猫がいたずらしたらどうするの!」「トキソプラズマに感染したら大変!」「そもそもあんたの家は狭いのに、自宅出産なんて!(実は広さはあまり関係ない)」とか、親切とも理不尽とも言えるような忠告をいただいて、途方に暮れていた私。

助産院、病院も含め、いろんな助産師さんのところに行ってみて「お見合い」した。初めてだし不安だし、よくわからないことだらけで、なかなかこの助産師さんとご一緒したいと思える方に出会えなかった。

5ヶ月に入ろうという時。知り合いの紹介で出会った助産師さんに、恐る恐る自宅で産めるかどうか聞いてみた。彼女の答えはこうだった。「大丈夫ですよ。猫ちゃんとよく話し合っておいてください」思わず「それだけですか?」と聞き返した私に、彼女は「はい」とニコニコしながら答えた。

その一言で、どんなにホッとしたことか。妊婦さんの心理状態で、お腹の赤ちゃんの居心地が変わると聞いたことがあるけれど、まさに、身体の余計な力が抜けて、急にお腹が広く感じた。「あぁ この方だったら安心だ」と心から思えた。

助産師さんのおっしゃる通り、猫たちはなんとなくわかってくれたようだった。一番甘えん坊だった猫(故 シーサー)は、臨月にはヤキモチを焼いてか、毎日のように押入れでおしっこしたけど、生まれた後は彼女を守ってるみたいに毎日、足元で丸くなって寝てくれた。

出産も縁だとつくづく思う。家族にとっては命に関わる大仕事なので、安心してご一緒できる助産師さんがいてくれたことは、本当に大きかった。

そして、動物も家族なんだなぁと改めて感じた。最初から最後まで家族として猫なりの役割を全力で果たしてくれた。

結局、この助産師さんにお世話になって、3人の子供を自宅出産することになった。






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