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がんばらないけど、あきらめない

連休最終日だった昨日。てっきり連休明けだと思い込んでいました(笑)

朝、コロナモードでゆっくりと庭掃除(この状況だと結局、カレンダーは意味がないですね 笑)。

合間に、ラインニュースで「がんばらないけど、あきらめない」というコラムを見つけました。

アラフィフ世代の悩み

朝日学生新聞のひきたさんのお手紙コーナー、いつもけっこう考えさせられます。子どもに向けて書いてあるんだけど、おばさんにも十分響くんですよね。

今回のコラムも、ぐっときたので、高校の同級生のライングループにあげました。

思いの外、反響がありました。

アラフィフ世代、これまでがむしゃらだったけれど、残りの人生を考えると、やりたいことを後回しにしにくいお年頃になっている。特に、このコロナ禍では、時間がたっぷりあるだけに、日々自分で何をやるか決める余裕が出てくる。

だからこそ、「あぁ、今日もできなかった。私、ダメなやつ」みたいに思ってしまう。

「がんばらないけど、あきらめない」

ジョギングするのに朝起きれない、片付けが進まない、リモートで子供たちの顔が見えないから、自分の無力さを感じる(学校の先生)等々...みんなそれぞれの環境の中で、この言葉が刺さったようです。

私は個人的に、この言葉で思い出したことがいくつかあります。

ヘンリー・ミラーの言葉

学生の頃、愛読していたヘンリー・ミラー。「北回帰線」「南回帰線」「暗い春」...。どれも素晴らしい名著です。人生の師として、敬愛していました。

ヘンリ・ミラーは「希望は持たなくても、絶望はするな」というようなことを、何処かで書いています(出典は忘れてしまいました)。

学生の頃は、正直ちょっと腑に落ちないな、と思っていましたが、この歳になってくると、実感として響いてきます。

成功するまでやり続ける

多種多様な事業を体験し、現在はレストラン兼ギャラリーをプロデュースしている、ある事業家さん。

僕は失敗したことはない」と仰っています。

よく聞いてみると「成功するまで続ける」から、とのこと。失敗は過程であって、そこから改善していけばいい。

実は会社は中々倒産しない?

老舗の旅館の息子として第二創業を経験し、阪神淡路大震災で被災、リーマンにも遭い、現在は事業継承や経営の専門家として、日本中を飛び回っている知人のTさん。

Tさん曰く「会社って、中々潰れるものじゃない」。
実は倒産というのは、ほぼ100%自滅だそうです。経営者があきらめたから、倒産するというのが実態。つまりは、経営者のマインドの問題。

もし不渡を出しても、付き合いを止められるのは銀行だけ、倒産を食い止めるためのいろんな施策もある。会社というのは、本来、そう簡単には潰れないそうです。

私も、夫と小さな情報デザインの会社を経営していますが、Tさんの言葉から思えば、毎年潰れるチャンスはありました(笑)しぶとく細々生き続けて、昨年は創立10周年。その前のNPO時代から考えると、19年間自営していることになります。

方々手を尽くしても、反応がない。改善が見られない。それでも諦めずにギリギリまで粘る。そうしているうちに、何処からともなく救いの手がやってくるーー。そういう経験を何度もしました。

よく考えれば、自分たち経営者が「もうダメだ」とハナから諦めていたら、とっくに会社は無くなっていたと思います。

希望は持てなくても、絶望していなかったから、どうにかここまでやってこれた、とも言えると思います。

コロナ禍を機会に

夕方になって、ふとデスクの前のカレンダーをみると、5月6日は、まだ赤字なんじゃないですか。ちょっと損した気分(涙)

仕方がないから、買い物に行こうとしたら雨が降ってきた。しかも、雷雨。それでも、お腹をすかせた男子たちもいることだし、思いきって行っちゃおうおかなと思ったけど、ちょっと思い直して、夕飯は家にあるもので済ませました。

日常些細なことでも、無理して頑張ってしまいがちですが、時にはこういうのも必要ですね。

目一杯頑張っているうちに、自分の許容範囲がわからなくなる。

ちょっと立ち止まって、「確かにできるけど、それをやって自分が幸せになるかどうか?」に改めて耳を澄ます必要もあるのかなと思います。

ある意味コロナのおかげで、今、みんなが立ち止まっている。

「がんばらないけど、あきらめない」

各自でじっくり考えてみるいい機会かもしれません。



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