薄い生地でチーズたっぷり!伝説オリジナルジョーズのDNAを持つ『ヴェルデ』のピザ
かつて横浜関内に『オリジナル ジョーズ』と言うイタリアン レストランがありました。横浜(日本で…かも)で初めてできたイタリアンだったそうです。
エディー潘さん・松田優作さん・藤竜也さん等が歌った横浜ご当地ソング ♪横浜ホンキートンク ブルース の歌詞にもオリジナル ジョーズ…はじめ、ニューグランドホテルや本牧…と言う横浜キーワードが出て来ます。
20世紀の後半を生きたハマっ子の多くは オリジナル ジョーズを知っていたことでしょう。なぁ~んて他人事のように言っていますが、私の子供の頃の記憶は 店内に入ると左側にウェイティングバーがあって テーブルが空くまでドリンクを飲みながら待つのですが、目の前に広がる活気のある大人の世界はキラキラして映画の1シーンのようだったこと。満席の時に店の外に並ぶ現在より ずっとお洒落で(ある意味)余裕があったのかもしれませんね。
そんな伝説のオリジナル ジョーズのシェフが、独立され東神奈川に『ヴェルデ』(JR東神奈川駅から徒歩3分)と言うトラットリアを出されたのは今から35年前。ご本人はリタイアされていますが、現在 お嬢様ご夫妻が継がれ 美味しくてコスパの良いイタリアンを提供されています。
当時オリジナル ジョーズは 無限水から1ブロック先(現在の関内)桜通りにあって過去に私も何度となくお食事に行ったり、赤ワイン好きの父のお使いで TAKE OUT 用のピザを取りに行った思い出があるので 現オーナーに当時のオリジナルジョーズのメニューやお写真を見せていただいて途端にきおくの扉が開きました。(1週間前に食べたものは思い出せませんが、大人の世界に足を踏み込み始めたハイティーンの頃のことは記憶に残っています。)
そんなオリジナルジョーズのピザは 四角くて生地の薄いピザで、当時 本牧小港に朝まで営業していたリキシャルームと言うレストランバーがあって、そのお店にも同じタイプのピザがあって(すでに1990年前後でしたが)戦後のアメリカ駐留軍の香りが どことなく残る雰囲気を覚えています。
(私のリキシャルームの思い出は、オリジナルジョーズと同じ薄い生地の四角くいピザと オニオングラタンスープです。)
記憶がフラッシュバックして話が あちこちに飛びましたが、オリジナルジョーズのDNAを持つ『ヴェルデ』さんのピザ、現在は丸くなっていました。
21世紀になって24年…。かつてアメリカ駐留軍のいた横浜でさえ あまり戦後の香りを感じるようなものに出会うことは ほぼなくなり、西洋文化が浸透して 食をはじめ 生活様式も すっかり西洋化されましたが、色々なことを経験した今だからこそ、もう1度…自然の中で共存共栄して来た日本の良さに目を向けて 新しい時代に合った より良い本当の日本の…本当の日本人の良さを紡いで後世にバトンを渡せると いいなぁ~と思っています。
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