海外旅行記③皆が、わがままでいてくれると楽になれる。
一人旅をしていて、感じたこと。
私は、色んな人がいて、皆それぞれ好きなようにしていて、ワーキャー言ってる人もいれば、静かにしている人もいる動物園みたいな環境が楽だということだ。
ある都市のホステルでは、深夜まで好きな人はパーティーに参加できた。好きな人はキッチンで料理をしていた。好きな人は中庭で雑談していた。クラブ帰りの人がタクシーで深夜に帰宅するため、窓の外からは終始、車が走る音と人の声がしていた。
そこで過ごした数日間は、とても解放されていた。
私は、パリピではないので、そういったパーティーだとかクラブだとか沢山の人と交流を楽しむことはしない。そういうパリピ達の横で一人で何か作業しているのが好きなのだ。
「皆が自由にしていると、私も自由にしていて良いよね」と思えるのだと思う。
街も都市であり、多様な考えが許されている場所であった。私は、それこそ生まれたのも東京のど真ん中で、育ったのもガヤガヤしている街だ。
だけど、人に揉まれて、日々疲れて、駅のプラットフォームで人と肩がぶつかっても謝りもしない。他人のことを考えない都市に嫌気が差していた。物がありすぎて、人がいすぎて、量が多すぎて、一つ一つの色が薄くて、自分が大事にされていない感があって、生きている意味が感じられなかった。
だから今回の目的は地方に行って、その土地の古き良き暮らしみたいなのを感じて、ゆっくりすることだった。しかし地方で泊まったホステルは「ルールを守らなくちゃいけない感」が、「皆と一緒でなきゃいけない感」が、なんとなく感じられて窮屈であった。
考えてみると、私は、これまでの環境も「居る人の種類が似通っている空間」にいると、自信がなくなったり、いじめられたり、食べられなくなったりしていた。だから次も行くなら都市かなと思う。但し、混みすぎていてはダメなのだ。
ところで私は虹色のデザインとか、色んな色がちょこちょこ入っているデザインが好きなのだが、
それは、色んな人がいて、色んな色で溢れている環境が好きなのと関係しているのかもしれない。
ああ、東京に動物園みたいな場所ないかなあ〜
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