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海外旅行記④一人旅にした理由

一人旅ということで、周りからも心配の声や「寂しくないの?」といった声もあったが、地域がそこまで治安の悪い地域ではないし、私は一人旅の方が精神的には楽ちんだった。

一人旅にした理由は、主に2点ある。
1点目。気を遣いたくないからだ。
他人と数日間、大体の生活を共にするのだから齟齬が出てくるのは当たり前。ただ私はわがままの数が多い、こだわりが強いと自分で分かっている。私のわがままは、通常の人よりも「結構な量と濃さのわがまま」になってしまっている気がするのだ。だから、あんまりわがままを友達に言うのが申し訳なくて、言えないのだ。友達と行くと、どんなに親しい友達だとしても気を遣ってしまう。
気を遣うとイライラもするし、余裕がなくなるし、疲れる、便秘にもなる。
実は、旅行に出かけて気を遣ってしまった友達とは、その後、連絡を取らなくなってしまいがちだ。

2点目。食べることを自由にしたかったからだ。
私は過去に摂食障害を患っていたことがあって、まだその名残が残っている。摂食障害との付き合いとして、「自分の食べ物が入ってOKな時に、ある程度好きなものを食べる」というルールがある。食べられない物はなくなった。しかし、友達とお互いストレスなく、食の時間が合わせられるか、食べたい物を合わせられるか、私にとって、まだ心配で、高い壁であった。

だから、今回はいっそのこと一人旅にしてしまおうと思ったのである。国内旅行の一人旅はしてきたが、海外への一人旅は初であった。一人旅での寂しさや、万が一、現地で精神的に参った時の代償は自分で取ろうと決意した。後、苦手な計画や予約•手配等も頑張ってみようと決めた。

実際、一人旅してみると、特段一人だから寂しいと感じることはなかったように思う。
言語習得が趣味なのが功を奏して、まず伝わらないから困るということはなかった。
また、泊まったホステルや参加したツアーで、一人が故、色々な人から話しかけれた。
その時は、久々に人と会話するから、ビタミン剤を摂取したような感覚になった。
「私は、今は一人旅をしているけど、日頃から人との会話は私にとって醍醐味なんだ。」と感じた瞬間であった。

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