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誰かの色に染まること 

結婚をして母となり、家庭や育児に追われる日々の中で、私はおしゃれを楽しんだり、自分の好きなものを好きなように買うことも、ネイルも、ほぼ辞めました。
辞めたというより、出来なくなった、と表現した方が当てはまるかもしれません。

そうじゃない人も、結婚をしても親になったとしても、ワタシとは違う方々も世の中にはきっと沢山います。

まぁ、人それぞれですね。

長らく自分優先にしてこなかった分、私自身、何が好きでどんな洋服が着たいのか。似合う色や形は何だったのか、とにかく好き!だったり、欲しい!という気持ちが湧いてこない。物欲ゼロ問題がありました。

だから、娘に選んでもらいました。

これまでの私なら、絶対に選ばないような感じのものでしたが、とても嬉しかった。ママ、似合うよ、素敵だよって言ってもらえたのが素直に嬉しかったです。

シンプルでお洒落な感じ
スカートも履いてみて欲しい
柔らかい色が似合うよ
優しくてふんわりナチュラルな感じのママが良い

そんな娘のアドバイスと理想のママへの願いを聞くうちに、その色に素直に染まってみたら良いかな、ちょっとドキドキするけれど、それも悪くはないし、新しい自分が見つかるのかもしれないな、そんな事をふと思いました。

新しい洋服は、新しい気持ちを私の中に吹かせてくれました。

私が幼い頃、母に感じていたほんの少しの劣等感。
もっとおしゃれをして欲しい
もう少しお化粧してきれいでいて欲しい

そんな事が思い出されました。

誰かの色に染まってみる。素直に聞き入れてみる。
それも時には悪くないのだな、と改めて感じました。

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