イギリスで仕事とビザ

大学院卒業後もイギリスでの仕事を続けるためには、学生ビザの延長が必要でした。 当時は学生期間中しかビザが出なかったのですが、その後、他の教育機関に入学し直して、新たにビザを取得することが可能でした。

ただ、博士課程に進むほどの熱意が自分にはなかったため、音楽とは全く関係ないけれども、ビザを発行してくれるコンピュータスクールに入学しました(現在はこのような方法で、学生ビザの延長は不可能かも・・・?)

卒業前から仕事を始めたLive Music Nowのツアー演奏と、ベビーシッターのアルバイトでなんとか家賃等を払ったりしましたが、親からも結構援助してもらいました。 

ベビーシッターのアルバイトからは学ぶことがとても多く、特に、私の雇い主さんが大変親切にしてくださったので、私自身が子供を持ち、ベビーシッターさんたちの力を借りる時の参考にさせていただきました。

Live Music Nowの仕事は、ロンドン周辺だけでなく、スコットランドや北アイルランドに派遣してもらうことも多く、留学中は自分のお金ではなかなか旅行ができない経済状態でしたが、お陰様でイギリスのいろいろなところを見ることができました。

老人ホーム等での演奏の機会も多かったので、イギリス各地の様々な老人ホームを見学(?)でき、将来自分が歳を取った時には、かなり気をつけて入所先を見つけなければ、結構イタイ目に合いそうだなと思ったことと同様、音楽の仕事で良い老人ホームに入る財力ができるとは思えず、それは現在においても、少し心に引っかかっております。

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