ビジュアル系バンドのYouTubeを見て、感動して書きたくなってしまった。

YouTubeで、MALICE MIZERのライブを見つけて、なんとなく観てみた。

高校生くらいの頃、インディーズのビジュアル系バンドが私の周りでは人気で、友達がMALICE MIZERにハマっていた。私はファンではなかったが、MLICE MIZERのビジュアルは徹底していて、ライブも徹底して世界観を作り上げていた。観ていて惹かれたことは間違いなかった。

YouTubeで見つけたライブは、25thのライブだったようだ。(詳しく知っているわけではないので、間違っていたら申し訳ないです。。)

ドラムのKamiくんはもちろんいないし、GACKTもいない。だけど昔と変わらず、いや、昔以上に素晴らしいな、と感じた。

今でも通用する、もしくは今の時代の方が通用するのではないか、と思うくらい徹底した衣装と世界観。アートとしてあの空間は本当にすごい。

衣装や世界観はもちろん昔を想い出させる。お客様やファンの方は、以前と同じ世界観を求めているだろうと思う。その気持ちに寄り添っているのかな、という感じもした。

だけど、それだけではない。

過去と同じ世界観だけど、もっと想いのこもったような。過去は過去で素晴らしかったと思うが、今のMALICE MIZERからはもっと何か深いものを感じた。きっと過去から今までの間に、色んな出来事や経験や想いや感情があったんだろう。過去と同じ世界観だけど、明らかに違う。人としての深み(っていうのかな?)が感じられる(気がする。偉そうに言える立場ではないですが。。)

よく、昔のバンドが復活して、ライブをやったりしているけど、やっぱり見た目もだけど、変わってしまうのは当たり前なんだよね。それだけ年月が過ぎているから、生活から何から変わっているし、変わらない方がおかしい。その復活までの間に、どんな経験をするかで、やっぱり違うと思う。

過去の栄光を引きずっていて、それで復活しても、それは過去に寄りかかっているだけに過ぎない。

私が観たライブ映像には、Kamiくんのドラムセットがあったり、GACKTの映像が流れていたけど、過去に寄りかかったりしてるとは全然想えなかった。もっとポジティブな印象があった。なんて言葉に表現すればいいのか、全く言葉にならない、浅い感じになってしまってもどかしい。

GACKTとのいざこざ(という噂なので実際は知らないですが)があり、それでもGACKTの映像を流したのは、そこにどういう意図があったのか、考えても考えつかないけど、ポジティブな印象を感じた。

きっと、長い年月があって、その間の心境だったり、経験だったりが、影響してるんだろうな、、という私の勝手な解釈。

詳しくないし、ただの視聴者なので、考えても仕方がないのかもしれないし、何言ってるんだ、と思われるかもしれない。

だけど、久しぶりにライブ映像を見て、「かっこいいー」とか「ライブ行きたいー」とかそんな単純な想いではなく、もっと複雑な感情を想起させられたのは間違いないし、観てとても感動したのは久しぶりだった。

Kamiくんへの想いも、ドラムセットとステージの最後で感じられたし、とてもピースフルだなぁ、と。

またライブがあるなら、一度は観てみたいな、と思った。

そしてもっと世に出て欲しいな、と思う。ビジュアル系というカテゴリで収まらないでしょ、と思う。


良いご年齢なんだろうけど、今でも美しかったです。

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